著者 : 高橋びすい
「安心して。私は生き返る。全部忘れちゃうけど、次も絶対あなたを好きになる」そう言って最初の彼女は死んだ。“死体人形”-それは人間の死体を再利用して作られた、人格を持つ自動人形。法的には“物”と扱われる彼らを巡り、世界を二分した戦争が続いていた。祖国を滅ぼされた皇子にしてとある特殊な能力を得た少年・サクト。彼はかつて死体人形の少女・ノアに助けられるが、落ち延びる途中で彼女は破壊されてしまう。その後、初期化されて記憶を失ったノアと、死体人形を演じるサクトは同じ部隊に所属することとなり…?輪廻し続ける少女。この残酷な世界で一人の死体人形を愛する少年の危険性を、まだ、誰も知らない。
生徒会長・高崎雫花の秘密(実は元女番長)をめぐる騒動を解決した陰キャ少年・小暮秋良は雫花から告白され恋人にー「うわーん!!うまく告白できないよぉぉぉぉぉぉぉ」-なっていなかった。秋良くんと結婚したい!!と雫花はグイグイくるのだが、相変わらず恋愛のことが全然わからない彼女はデートしてもズレたアプローチになってしまい、二人はくっつくようでくっつかない!一方、秋良は持ち前の“強さ”でテニス部の先輩や女教師を助けていき、次第に周りに女の子が増えていく。そして焦った雫花がついに行動を起こすー!?最強(物理)で最弱(恋愛)な学園ラブコメ第2弾登場!!
美人生徒会長・高崎雫花は文武両道・才色兼備として全校生徒から尊敬されていた。ある日、万年ぼっちの高校生・小暮秋良は、彼女が元女番長であると知ってしまう。なぜ番長をしていたのかを尋ねると「私ねー私より強い男と結婚したいの」。秘密の共有をきっかけに、秋良との仲を深めていく雫花。そのたびに「でも秋良くんは“強く”はない」と残念がる雫花だったが、じつは秋良こそが彼女を超える最強の男だったー!「秋良くんこそ、私の白馬の王子様だ」その日から手作り弁当を作ったり、告白の練習をしたり、雫花のズレたアプローチが始まる!元ヤン生徒会長と陰キャ番長の最強ラブコメ開幕!
小説が書けない文芸部員・シュウ。ある日、彼のスマホに、詠名という少女から謎のメッセージが届く。きっと悪戯だろうーはじめはそう流していたシュウ。しかし、“もうダメだ。死のう”送られてきたそんな言葉に、死ぬなーと思わず反応してしまったことから、メッセージを介しての、シュウと詠名の交流が始まった。互いの趣味である小説の話などを通じて、親しくなっていく二人。だが、いざ二人が実際に会おうとしたとき、衝撃の事実が判明する。詠名が生きているのはー現代ではなく、なんと五年前だったのだ!五年ぶんの夜にさえぎられた、時を超えた二人の恋愛の行方は…!?
人類滅亡の危機アビス・インシデントから約半月。虚数兵器デイブレイクを用いて事件を解決した少年タカヤは、同じデイブレイク使いの愛華や美帆、姉の汐葉たちとともに、表向きは普通の高校生として暮らしていた。だがふたたび、機械仕掛けの悪魔メカニクスによる予期せぬ襲来が起きる。武器を取って戦うタカヤたち。しかし、タカヤはメカニクスの自暴に巻き込まれてしまう。そしてタカヤが目覚めたのはー十年前の東京だった。そこでタカヤはオリジナルの愛華と出会う。彼の知っている愛華とは違った表情を見せる彼女に、振り回されるタカヤ。だが、彼女が死亡することになっている、メカニクスによる第一次侵略まで、残された時間はあと三日でー。
十年前の世界同時大災害で家族を失った少年・大橋タカヤは、ある日突然、機械仕掛けの化物と遭遇する。そこに現れた二人の少女が化物と戦闘を開始するが、二人ともピンチに陥ってしまう。そのときタカヤの力が覚醒し、化物を撃退した。戦闘後、タカヤは超国家機関アルカディアにより、大災害が、実は人類に反旗を翻したAIによる世界同時侵略だったと知らされる。そして二人の少女は愛華と美帆という名で、虚数兵器デイブレイクを用いて機械仕掛けの悪魔ーメカニクスと戦う、世界に八人しか存在しない適合者らしい。家族を奪ったのがメカニクスだと知り、戦うことを決意するタカヤ。だが、最初の命令は、愛華と美帆と三人で一緒に暮らすことで…!?
エルフにより東京が占拠され、人類とエルフが敵対する時代ー。人間だが例外的に強力な魔法を使える少年・アハトは、大企業の重役であるサイモン教授をエルフたちの襲撃から護衛するという任務を受ける。だが、襲撃を退けたと思ったのもつかの間、アハトの目の前で、サイモンは自ら頭を撃ち抜いた。そして、アハトは当局から指名手配されてしまう。これはなんらかの罠なのかー。なんとかエルフ界に逃亡したアハトは、協力してくれることになったエルフのケイトともに、濡れ衣を晴らすため行動を起こすが…!?「おまえはきっとやり遂げる。そうだよな?」科学と魔法は交錯するー最強の近未来バトルアクション第二弾!
エルフにより東京が占拠され、人類とエルフが敵対する時代ー。病床の妹のため民間軍事会社に勤める少年、北川和斗ーコードネーム・アハトは、人間だが例外的に魔法を使える存在として、対エルフの任務にあたっていた。ある日彼は、ユスティというエルフの少女を守るという任務を受ける。どうやら彼女は、世界の破滅にかかわる禁断魔法“カオティック・ターミナル”の鍵を握っているため、エルフ界当局から狙われているらしい。かくしてアハトは、敵対しているはずのエルフを守るために戦うことになりー!?「人間が魔法を使っちゃいけないなんて、誰が決めた?」そして科学と魔法は交錯するー最強の近未来バトルアクション!
人工知性が人類に反旗を翻した事件ー通称“フェイトフル・モーメンツ”事件から約三ヵ月。菜裕もセルマを演じなくなり、おれたちは普通の中学生に戻っていた。だが、そんなおれのもとに、一通の映像メッセージが届く。そこに映っていたのは、間違いなくセルマーつまり菜裕の姿だった。しかも、誘拐され、十字架に磔にされた!どうやら彼女は、菜裕のシムー複製らしい。シムとはいえ、彼女の姿をした存在を見捨てるわけにはいかないおれは、誘拐犯との交渉に向かう。そしておれたちは、シムと人間との対立事件に巻き込まれていき…!?高橋びすい×フルーツパンチが贈るシリーズ第二弾!
MMORPG“フェイトフル・モーメンツ”計画ーそれは人類の仮想現実空間移住プロジェクトの一環だ。だが稼働一ヵ月後、プレイヤーの自発的ログアウトが不可能になる原因不明の不具合が生じていた。そして、その中でおれ・鈴木幾太は目覚めたー五年前の自分のコピーとして。どうやら、最強の戦士として君臨していたオリジナルの“おれ”が人類を裏切ったらしい。おれは人類のため、幼馴染みのセルマたちとともに“おれ”に立ち向かうことを決意するが…!?仮想と現実は交錯し、人類の存在をかけた、最強×最強の自分どうしの戦いが始まるー!“ワルプルギス賞らいと2013”受賞作!