著者 : Tomatika
機械じかけの竜と闇の咆哮機械じかけの竜と闇の咆哮
ついに王都を取り戻すための決戦が始まった。しかし王城を包囲する「偽りの王子」イアン率いるリュクサリア軍と、籠城策に出たオルガンド軍との戦いは長期化の様相を呈しはじめ、次第にリュクサリアに疲弊と惰性を生み始めていた。状況を打開すべく、近衛副長官ヴィクトは予め準備しておいた『秘策』を実行に移すのだがー。そして、その戦の最中、ふとしたことからついにイアンはその正体をある人物に知られてしまう…!『双竜戦役』を追う物語、佳境の第3弾。
機械じかけの竜と火焔の翼機械じかけの竜と火焔の翼
王族の中でも選ばれた者にしか動かせない機巧鎧エリュシオンに乗り、リュクサリア軍の旗印となった戦闘奴隷の少年、イアン。王都奪還に向けた進軍の中、思わぬアクシデントにより、妹姫フランシスカとともに本隊からはぐれてしまう。2人きりで一夜を過ごし、彼女の胸中を知ったイアンは「偽りの王子」という立場を貫く覚悟を決めるのだが…!?一方、守勢に立たされた敵国オルガンドは、『兄殺し』の異名をもち、国内外を問わず恐れられている第三王子の召致を決定していたー。『双竜戦役』の名を冠した戦いを追う壮大な物語、怒濤の第2幕。
機械じかけの竜と偽りの王子機械じかけの竜と偽りの王子
奴隷のイアンは、戦場から逃げる際に、目の前に現れた“リュクサリア王家の正統な血を引く者にしか動かせない”はずの機巧鎧エリュシオンに乗り込み、そのまま操縦することに成功する。その“偶然”が、王を失い首都まで奪われたリュクサリア王国の貴族ヴィクトの目にとまり、イアンの運命は大きく動き始めた。一方、リュクサリア王国の王女フランシスカはイアンを腹違いの兄と信じ込み…。機械じかけの巨大兵士ー機巧鎧が斬り合う戦闘。出生の秘密。決戦機と呼ばれる謎の存在ーすべてを詰め込んで物語の幕が今、開く。
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