後宮茶妃伝 寵妃は愛より茶が欲しい
茶道楽と呼ばれるほどお茶に目がない娘・采夏。自作の茶葉が皇帝献上品になるのを夢み、茶選定の列に並んだはずがーそこは后妃受付。“引きこもり帝”と評判の皇帝の元へ入内となってしまった。采夏が項垂れていると何かが香る宦官が通りかかる。(この人は茶葉を隠し持っている!)それは皇帝献上茶であり、彼こそ皇帝・黒瑛。実に美味しそうにお茶を飲む皇帝の姿に惚れ惚れした采夏はお茶への情熱から、思い掛けず皇帝へ助言をすることになり…!?お茶の知識と茶飲みの才能(?)。利害一致の二人が後宮の闇に挑む!