推しが俺を好きかもしれない(1)
クソみたいな現実でも、推しさえいれば生きていける。俺の推しは、ネットで人気の音楽ユニット『満月の夜に咲きたい』のボーカル・U-Kaだ。ある日、彼女の配信に映ったのはー学校一可愛い俺のクラスメイト、花房憂花だった!級友とはいえ、推しの私生活にオタクが干渉しちゃ駄目だ!なのに、なぜか花房は俺に近づいてきて!?「たまに、遊びに来るから」立場を超えた推しとの交流が始まり、俺一人だった放課後の部室が、推しと二人の空間になっていく。俺しか知らない推しの一面が、段々と増えていきー人気ボーカルと、陰キャオタク。格差があった二人が近づく、両片思い青春ラブコメ。