桜花京用心棒綺譚 花咲く都の冥中将(1)
恩人である少年とともに剣の腕を磨いていた千早。しかし少年はある役目のため、千早を置いて桜花京へと旅立ってしまう。17歳になった千早は剣術を修め、彼を探しに桜花京へ。親王の護衛に抜擢されたと思いきや、立場は人ではなく式神!?さらに、上司は畏怖される冥中将・清雅でー。悪霊からの文、呪われた宵壺、女房の神隠し。千早は事件と慣れない後宮のしきたりに四苦八苦するも、清雅の助言で独自の才覚を発揮して信頼を得ていく。一方で、異変は一つの疑惑へと収束し…。華と呪いの都で始まる和風綺譚!