極めて傲慢たる悪役貴族の所業(1)
俺はファンタジー小説の悪役キャラに転生したらしい。悪役貴族ルーク・W・ギルバートーその怪物的才能に溺れ、格下と侮った主人公に敗れるやられ役。読者をスカッとさせるためにある“破滅エンド”を避けるには…自惚れずに努力するしかない!運命に抗い、ひたむきに強さを追い求めーアスラン魔法学園に入学した俺は、学年最強の名をほしいままにしていた!才色兼備の名家令嬢を虜にするだけでなく、本来なら関わらないはずの陰の実力者、主人公の味方となるはずのヒロインまでルークの下に集い始め!?破滅エンドの悪役が努力した。たったそれだけの改変が、どこまでも物語を狂わせていく!!
関連ラノベ
俺はファンタジー小説の悪役貴族・ルークに転生した。手練れの教師にも圧勝する学年最強の俺は、上級生のポルポンに序列戦を挑まれるもー完膚なきまでに打倒。しかし彼はこの王国の第二王子だった!王位への執念から俺に魔法指南を乞うポルポンだが、「私は、ルークの『駒』になったから教えてもらえたんだよ」ミアの余計な一言で、駒になるとまで言い始め!?胃が痛い俺を嘲笑うように、改変は加速する。ルーク暗殺計画に学園存続の危機、氷竜襲来ーそれがアベルの宿命だろうと、俺はただ最強を求め、目の前の強敵をねじ伏せるのみ!!…なのになぜ領民に慕われ、英雄扱いされるんだ!?カクヨム“異世界ファンタジー部門”年間ランキング第1位。 2023/11/01 発売
氷竜を討ち従えた俺を讃え、パーティが開かれることになった。「今すぐ戦ろうルーク!」「久しぶりルーク…その女、誰?」エレオノーラにミアも参集するなか、母を誘拐したと宣う賊が現れ…あえてその言葉に乗り敵地を殱滅するも、黒幕の狙いはどうやら俺らしい。続けざまにリリーも拉致されアベルが事に当たるが、リリー解放の条件は俺を殺害することでー。その一方、帝国で開催される剣聖祭が間近に。本気で戦える場を渇望していた俺にとって、至上の機会だがー開宴を前にエルフのテロ組織?神聖国の暗躍?どいつもこいつも羽虫のように鬱陶しい。邪魔するなら、ただ排除するまでだ。 2024/05/31 発売