デュアン・サーク2(12)
デュアンの身に巣くった闇魔はついに顕在化してしまった。デュアンを救うため、クレイ・ジュダはシドの剣を振るう。だが、剣は割れ、闇魔はルルフェットの身体に宿り飛び立ってしまった。後に残されたのは傷ついたデュアンと、壊れてしまった伝説の剣…。その頃、砂漠の都・エベリンは夥しい数のモンスターに囲まれていた。援護に向かった国王率いるロンザ騎士団が激しい戦闘の末に見いだした秘策とは…?闇魔との最終決戦がついに始まる、緊迫のシリーズ第12巻。
関連ラノベ
デュアンたちは今、オルランド国に来ている。実はこの国、国王と重臣の仲たがいから政情不安な状況にあった。そこで、友人でもある王子チャールズの身を案じたアニエスに頼まれ、いっしょに様子を見に来たのだが…なんと、デュアンとオルバが王直属の家臣・黒騎士団に逮捕されてしまった。どうやら権力闘争に巻き込まれたらしい。一方アニエスは王子から相談を持ちかけられる。城の中庭に封印されていた魔王が解き放たれたというのだ。ほぼ時を同じくして、重臣が謎の赤騎士たちを率いて城に攻め込んで来た。魔王と関係があるのか?陰謀渦巻く宮廷物語はクライマックスへ。 2000/03/10 発売
銀ねず城での長い戦いの夜が終わり、デュアンが目を覚ますと、城内は喜びに沸いていた。豪華な衣装を着せられ、英雄のような待遇を受けるなか、城をあげての祝賀式典がはじまった。なにからなにまで、すべてが体験したことのない夢のようなことばかり。デュアンもオルバもヒーロー気分に浸っていたが…。ともに戦った仲間ー魔法戦士クレイ・ジュダ、暗殺者ランド、チャールズ王子らとの出会いによって、デュアンは冒険者としての選択を迫られることに!?デュアンの新しい冒険『氷雪のオパール』編に加え、もうひとつの冒険を描いた『アサッシン殺し』編も収録。 2000/11/10 発売
兄を慕ってファイターになったデュアン・サーク。相棒の羽トカゲ、チェックと一緒に迷子になっていた魔女の森で、ベテランファイターのオルバと、雪豹クノックを連れた魔法使いのアニエスと出会う。その後、ドラゴンの宝捜し、銀ねず城の魔王騒動、アサッシン殺しとの戦いなど、数々の冒険を経験。ファイターとしても人間としても大きく成長する。待望の第2部はー、改めてパーティを組んだデュアン、オルバ、アニエス。ランタン祭りでにぎわうエベリンで、思いもかけない大事件に巻き込まれて…。後世「伝説の勇者」と呼ばれる、ひよっこ戦士デュアンの新たな冒険譚、始動。 2002/10/10 発売
エベリンでランタン祭りを楽しんでいたデュアン、アニエス、オルバは、ひょんなことから翼竜(パーンドレイク)の子供たちを助けることに。しかし、竜騎士の国へ送り届ける途中で、怪しいドラゴンゾンビと骸骨戦士に翼竜の子供たちをさらわれてしまう!一方、竜騎士の国は、ギルギデスというネクロマンサー率いるアンデッド系モンスターたちの襲撃を受け、全滅の危機を迎えていた…。はたして、デュアンたちは竜騎士の国を救うことができるのか!?後世『伝説の勇者』と呼ばれる、ひよっこ戦士デュアンの新たな冒険の結末は。 2003/07/10 発売
双頭の魔術師・金目銀目の故郷バハルム。今、デュアンはオルバ、アニエスと別れ、チェックと一緒に偉大なる魔法使いサヴァランの家に居候している。竜騎士の国を救う冒険で金目銀目と再会したことにより、それぞれの道を歩むことになった三人。そう、デュアンは尊敬するクレイ・ジュダと同じ“魔法戦士”になるため、バハルムに来ているのだった。しかし魔法の修行どころではない大事件が発覚。デュアンはサヴァランたちと共に金の森へと赴くことになったが…。後世「伝説の勇者」と呼ばれる、ひよっこ戦士デュアンが、大きな転機を迎える新しい冒険、いよいよスタート。 2004/01/10 発売
金の森で大事件発生!デュアンは魔法使いサヴァランとウィラックと共に、金の森へと急いだ。金の森に闇魔が出現し、『森の宝』を盗まれてしまったのだ。このままだと金の森のみならず、この世のすべても闇魔に乗っ取られてしまう!!ルルフェットの案内で森の奥に向かうデュアン一行。しかし、途中で頼みの綱のサヴァランが行方不明に!さらに強大な敵に挟み撃ちに遭ったりと様々な困難が一行の前に立ちふさがる。ついにはデュアン自身が底なし沼にひきこまれ…。後世「伝説の勇者」と呼ばれる、ひよっこ戦士デュアンが最悪の危機を乗り越え、大きな転機を迎える冒険の完結編。 2004/08/10 発売
苦戦の末、ついに闇魔に乗っ取られた金の森を救ったデュアン一行。その功績を聞き及んだロンザ国王の招きに従い、王都ロミリアへ。そこでデュアンを待っていたものとは…?また、その一方、デュアンたちと離れたオルバは、恩師アルフレック、謎の僧侶ズーニョとともに、見るも無惨に変わり果てた村へと足を踏み入れていた…。後世「伝説の勇者」と呼ばれるひよっこ戦士デュアンが、迷いながらも自らの道を求め、歩み始める新章がいよいよスタートする。 2005/05/10 発売
別れの日から、約半年。ルルフェットやサヴァランと出会い、魔法戦士としての道を歩みはじめたデュアン。一方、かつての師とともに戦い、その戦いの果てに師を喪ったオルバ。それぞれのクエストを成し遂げ、出会いと別れを経て、ふたりは同じ目的地・ガイトムンドへと向かっていた。再び会うためにー。その二人のもとへ、さらになつかしい仲間が向かおうとしていた。新たな、そして壮大なクエストを携えて。三人が再び集まる時、新たな冒険の幕が上がる!新章スタート。 2006/08/10 発売
さまざまな出会いや別れを経て、ようやく再会したデュアンとオルバ、そしてアニエス。再会を喜ぶ三人だったが、火の精霊使いとなったアニエスはひとつの使命を抱えていた。その使命とは、火の精霊の変調の原因を探ること。そのため、アニエスは火の精霊の生まれる場所、火の神殿へと赴くのに、同行してほしいと二人に求めたのだった。しかし火の神殿が近づくにつれ、火系モンスターたちが暴走していることが判明し…?緊迫の展開の結末は!?「烈火錯乱」完結編。 2006/12/10 発売
ついに「顔のない者」を倒し、火の天子を闇魔の中から救い出したデュアン。しかし勝利にわくその最中、火の天子の警告も虚しく、デュアンは何故か「顔のない者」の中で闇魔と接触した記憶をなくしてしまったのだった。クレイ・ジュダ、ランドと合流し、ともに旅立つことになったデュアン。その途上、クレイ・ジュダも、誰も知らないままー当の本人であるデュアンすらも知らぬまま、闇魔の魔手はデュアンの体を、心を蝕んでいく。そしてついに、決定的な事が起こってしまいー!?大波乱の新章登場。 2007/05/10 発売
氷雪の森での火の天子をめぐる「顔のない者」との戦闘の際、体の中に入ってしまった闇魔に心身を蝕まれつつあるデュアン。無意識のうちに周囲に危害を加えてしまうことを恐れ、独りロミリアを発ち、オパールのもとへと向かおうとしていた。その姿を見とがめたアニエスは、デュアンの事情を知らないまま、共に出奔することを選ぶ。そうして、ふたりの旅が始まったのだが、思いがけない事件が起こり…!?果たしてデュアンを闇魔の手から救うことはできるのか!?“堕ちた勇者”編完結巻の登場。 2007/11/10 発売
闇魔に心身を蝕まれるまま周囲の人を害してしまうことを恐れ、デュアンは同行していたアニエスをも振り切ってひとり旅立つ。そんな彼の身を案じ、追いかけてきたのはクレイ・ジュダとランド。オパールのいる氷雪の森へ向かうため、三人は聖なる泉のあるモルダッシュの坑道を進んでいた。その一方で、どうにかしてデュアンを救いたいルルフェットは、アニエスとふたり、行動を起こすのだが…!?闇魔をめぐってさまざまな思惑が動き始める。運命に翻弄されるデュアンの行方は!?のちに伝説となるデュアン・サークの冒険譚、最終章の幕が上がる。 2008/07/10 発売