死想図書館のリヴル・ブランシェIV
イツキ様、死聴音楽堂に異変が起きました。双子の管理人の片割れ、ジュモ・ブルが行方知れずです。付近では、謎の連続傷害事件が勃発、警戒が必要かと思われます。失踪の鍵を握っているであろう、イツキ様の学校の生徒会長・緑ヶ丘ユカリ宅への侵入を提言いたします。…はい?仰るとおりです、イツキ様。この衣装はレースクインです。とくに今回の事件と関係はありませんが、それがどうかされましたか?リヴルと共に死書を封書せよ。異能アクション、クライマックス。
関連ラノベ
私の名前はリヴル・ブランシェ。貴方様の従僕を命じられております。貴方様は私をお使いになり、この図書館より逃げ出した“死書”の封印をしていただきます。 2010/04/10 発売
此処は彷徨う『死書』を封じる死想図書館。私は司書の、リヴル・ブランシェと申します。お帰りなさいませ、黒間イツキ様。そろそろ『筆記官』としてのおつとめにも慣れてきた頃かと存じます。-イツキ様。本日はご報告がございます。この図書館を司るエレシュキガル様の容態が、今だ優れません。その煎薬のレシピが記載された死書『喫茶養生記』を見つけ出し、封書することが快方の近道となります。死書の潜伏先はすでに調査済み。所在はー京都です。此度の案件、イツキ様の修学旅行と同時期なのは僥倖でした。はい。もちろん私が、案内役のバスガイドです。 2010/09/10 発売
イツキ様。このような格好で失礼いたします。いえ、このバニーガール姿は、決して給仕服に飽きたからというわけではございません。これは、死書『不思議の国のアリス』の仕業です。この悪夢と無邪気の少女幻想から抜け出すため、私達は死書『アリス』を封印せねばなりません。ところで、死書『アリス』が最も優先するのは“享楽性”、楽しむことです。つまりイツキ様。『三月のウサギ』に変えられた私は、その影響でとても発情しています。不躾なお願いとは存じますが、その、イツキ様が慰めてくださるとー。 2010/12/10 発売