この世界がゲームだと判明して100年が過ぎた Project【venturum saeculum】(1)
自分たちがゲームの住人であると分かって、100年の年月が過ぎた。-だが、世界はクリアされていない。冒険の意味さえも形骸化して、ただの「しきたり」と化していた。成人の儀式『最初のクエスト』へと向かったミギアは、この世界では起こりえなかった未曾有の事態に直面する。その窮地を救ったのは、凄まじい剣技を誇る、レベル1の剣士・ゼクー。自らをプレイヤーだと名乗るこの少年はいったい何者なのかー?そして彼が解き明かそうとしている、この世界に隠された謎とはー?100年ぶりのプレイヤーを迎え、閉鎖されたゲーム世界が変貌を遂げる!?