これはあくまで、ままごとだから。2
恋人ごっこの「おままごと」を続けるうちに、深紅に対して本当の恋心を芽生えさせてしまった蒼一朗。そして兄妹の関係でありたいと強く望みながらも、蒼一朗の身体を渇望してしまう深紅。あの日、一線を越えてしまった後も、何事もなかったかのように二人の日常は続いていた。もう二度とあんなことはしない。これからはあくまでも仲良し兄妹として一緒に暮らす。-そのはずだったのに。叶わぬ恋の代償行為として、いやらしい遊びを蒼一朗に仕向ける同居人・黄純。蒼一朗への好意を隠さず急接近する演劇部の先輩・奈白。それらを見ても平然としている深紅。そして、深紅の気持ちが分からずに苦しむ蒼一朗。“嘘”と“本音”が溶け合う、禁断の第二巻。
関連ラノベ
これはあくまで、ままごとだから。これはあくまで、ままごとだから。
とある事情で親元を離れて親戚の家に身を寄せることになった蒼一朗。そこで再会したのは遠縁にして幼なじみの深紅。小さい頃、「おままごと」に強引に付き合わされた仲だった。そんな彼女から昔と何一つ変わらないノリで提案されたのはー。「久々に恋人ごっこ、してみたくならん?」「お、やろうやろう」最初はただ楽しくバカップルを演じるだけだった。だけどそれは徐々に過激さを増していきー。「ままごと」にのめり込み、やがて本音と建と前の区別がつかなくなっていく。お互いにとってはあくまで「ままごとの好き」だから、決して「本気の好き」は口にできないまま。終わりのない恋愛ごっこによって揺れる、二人の隠された想いとは。 2024/04/10 発売