都市戦記・妖魔アルディ-ン(3〔3〕)
「消えたぞッ…消えた。」-姿を消した、魔船の妖術士。その生死を占うため、香港の術士たちは黒い蝋燭に灯をともし、一昼夜、見守り続けていた。そして夜明け近く。街に歓喜の声がこだまする。この灯が消えたからには、奴はもはやこの世にはいないのだ。だが、魔性の闇に守られた“影の城”に潜む何かに、人々はまだ気づいていない…。香港三部作のラスト、いよいよスタート。
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妖魔アルディーン-凶悪な犯罪都市、ネオ・ナリタの人々ですら、この名を聞けば、恐怖に震える。とり憑かれた者は、我を失い、血に飢えた殺人鬼と化し、破滅するという。連邦暦211年。アルカデミアのIQ250の天才少年・涼は、この魔都で明るく生きる真夜子と出会う。そして、闇から街を支配する“悪”の存在を知ったある日、彼のなかにアルディーンの声を聞く。危険きわまりない妖魔に選ばれた涼の冒険が、いまはじまった。 1991/01/01 発売
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悪の栄える犯罪都市ネオ・ナリタ。元気者の真夜子のもとで暮らす、天才少年・涼のなかには、伝説の妖魔が潜んでいる。その名は、アルディーン。誰も制御できなかったすさまじい呪力で、涼は今夜も、“悪”に立ち向かう。ところが、思わぬ相手が目前に。香港の女頭目・梨花夫人。妖艶な美貌と毒をふくむ色香は、男たちを狂わせる。涼も、うつろな目じゃ、陰で笑う本当の敵の毒牙は見えない。目を覚ませ、闘え、涼!愛する者のために。 1991/04/01 発売