ラノベむすび | 異世界落語 5

異世界落語 5

異世界落語 5

サイトピアを南下した場所にある、マドカ大陸ー通称「魔大陸」。人類の敵である魔族が住み、今も戦争を繰り広げている因縁の敵国。その魔族の国マドカピアに、現代の噺家、楽々亭一福はいた。サイトピアに間者として紛れ込んでいたアヤメの暗躍によってマドカピアに攫われた一福は、ラッカとクランエ達の必死の救出作戦も失敗し、単身で敵地の中心に取り残されていたのだが…。「それでは毎度ばかばかしいお噺で一席お付き合い願います」一福が扇子でトンと、舞台を叩く。その瞬間ー世界が、変わる。一福は魔族を相手に、変わらず落語を演じ続けていた。

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