魔神少女と孤独の騎士 2
黒い本に呑み込まれ、異世界を彷徨うことになった少女、七子。七子は自らの「眷属」とした騎士、エリアスとともに、現実世界に帰る手掛かりを探すため、魔の森の「最下層」を目指していた。七子たちは最下層へ降りるために協力を得ようと、魔の森で出会ったグレンに連れられ、ティフ神聖国に向かう。女王アビゲイルに会った七子は最下層についての女王の見解を聞き、その深い謎に怖れるが、その後大陸会議開催を待つ間にクラスメイトの瑞樹優花と再会する。一方、現実世界では七子の葬儀会場の近くで木島礼津が、突如出現した黒い本に呑み込まれてしまう。次に礼津が目を覚ますと、そこは過去の世界だった。-物語は世界と時空を超え、動きだす。
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魔神少女と孤独の騎士 1魔神少女と孤独の騎士 1
気が弱く、クラスで孤立している女子中学生・篠原七子。ある日、七子は同級生の活発な少女・瑞樹優花に、秘密にしていたノートを貸してほしいと頼まれる。そのノートが翌日クラスで回し読みされていることを知り、ショックで図書館へと逃げ込むが、そこで不思議な本と出会う。「この世界から逃げ出したいなら、お手伝いしてあげるー」。七子は本に取り込まれ、気がつくと異世界にいた。恐怖に震えながら森を彷徨っていると、血まみれの騎士に会い、「眷属」へと変えていく。内気な少女・七子と、無口な孤独の騎士・エリアス。歪な主従関係の二人は、「魔の森」を歩きだすのだが…。これは一人の少女が残酷世界を生きていく物語である。 2020/02/28 発売