RIGHT∞LIGHT 4
伝説の大魔術師ヒース=ストーリングが目覚め、倉野英里香を殺しにやって来る…。ついに明かされた“おしまい”の正体。世界の終焉を回避するには“おしまい”をもたらす鍵・英里香をこの世から抹殺するしかない。父・倉野正行と共に、英里香を守るという啓介の選択は、すなわち、世界を滅ぼすことと同じ。アリッサ、未由たちもまたそれぞれの意志で、ヒースの側につく者、啓介の側につく者、中立の立場を守る者とに分かれてゆく。-そして、世界の命運を分けるその日が訪れる。「R×L」「R∞L」と続いた長きにわたるシリーズここに堂々完結。
関連ラノベ
「もし…お姉さんが本当に魔法使いならお願いがあります」まだ十歳にも満たないランドセルを背負った少女が、アリッサの目の前に立ち、瞳に真剣な光を灯して言った。「私のお師匠様になってください!」「-お師匠、様…」呆然と現実味のないその単語をアリッサも繰り返す。心を揺らされたのか、頬が微妙に緩んでいるー。新しい日常の始まりにあった会話。あるいは非日常の終わりに交わした言葉。例えるなら無限の交点。捻れた線が重なる場所で…。大人気「RIGHT×LIGHT」新シリーズ、堂々開幕。 2011/10/18 発売
「わたくしが望んでいるのは、啓介さんとの本当の恋人関係です」陽名から真摯な愛の告白を受けた啓介は、“方舟”から帰ってきたら必ず返事をすると彼女に約束する。今回の“方舟”行きの目的は、アリッサの弟子となった英里香を“箱庭”のヴェラに引き合わせること。母・ヴェラとの10年ぶりの再会に胸を躍らせながらも、緊張の色を隠せないアリッサ。そんな彼女の背中を押してやるようにして“箱庭”へと入った啓介だったが…。交差する“日常”と“非日常”。そして、定められた運命の歯車がゆっくりと動き始めるー。 2012/02/17 発売