やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11
一色いろはの依頼を受け、バレンタインデーのイベントを手伝うことになった奉仕部。そのイベントは三浦や海老名、川崎などいつものメンバーも加わり、より大規模なものになっていく。穏やかな空気の中、だんだんと見過ごせなくなってくる小さな違和感、慣れないことで戸惑っているのだと自分に言い聞かせようとしても誤魔化せない気持ち。この時間がずっと続けばいいのかもしれない。何も気づかないほうが良かったのかもしれないー。提案される「彼女の相談、彼女の依頼」。雪は静かに降り積もり、彼ら、彼女らの景色を変えていく。
関連ラノベ
京都への修学旅行を前に、どこか浮き足立つクラスの雰囲気。文化祭以来、教室内でさらに微妙な立ち位置になった八幡だったが、最初から地位なんてないようなもんだしな、と我関せず。ところが、奉仕部に持ちかけられた意外な人物からの「恋の相談」。そこにはまた別の人物の思惑も重なって…。旅行は一気に波乱の予感。複雑な気持ちが渦巻き、答えを出せないまま八幡たちは京都へ。まちがっている青春模様は、まちがっているラゴフメ=恋愛模様を生み出すのか。TVアニメ化を直前にさらに盛り上がりを見せるシリーズ第7弾。 2013/03/19 発売
後味の悪さを残した修学旅行を終え、日常に戻った奉仕部。そんな折、奉仕部に生徒会長選挙に関わる依頼が持ち込まれる。お互いのやり方を認められないまま、奉仕部の三人はそれぞれが別のやり方で依頼に対することに。分かっていた。この関係はいつまでも続かないことも、自分が変わることができないことも。「君のやり方では、本当に助けたい誰かに出会ったとき、助けることができないよ」その行動は誰のために…。それでも自分のやり方を貫く、もがこうとする“彼”は、大きな失敗を犯してしまうー。 2013/11/19 発売
文化祭が終わった直後。「体育祭を盛り上げたい」という生徒会長・城廻めぐりの依頼を奉仕部として手伝うことになった八幡や雪乃たちだが、そもそも体育祭実行委員長も決まっていない。そこで担ぎ上げられたのは、文化祭でも実行委員長を務めた、あの相模南だった…。TVアニメシリーズで著者自らが脚本を手がけた番外編「だから、彼らの祭りは終わらない。」を元にした特典小説を文庫本用にディレクターズカットし、再構成。ドラマCD付き特装版で音声収録された9巻直後のクリスマスパーティーのエピソードの小説版も加えて収録。 2014/07/18 発売
冬休み。のんびりとした年の瀬、そして年明け。合格祈願の初詣や買い物など、予定外の外出が重なる八幡が新年の街で出会ったのは、雪ノ下陽乃と葉山隼人、そして…。共に過ごしてきた時間で、お互いのことを少しは知ったように思えた。でも知らないことの方がたくさんあるのだろう。今も、そしてこれからもー。二年生という学年ももうあとわずか。今を大切にしたいと思えば思うほど臆病になって、考えているのに答えは見つからないし、走っているのにゴールが見えない。彼ら彼女らの、新たなる季節、新たなる関係。 2014/11/18 発売
冬真っ盛りの総武高校。窓の外は寒空ながら、比較的のどかな雰囲気の奉仕部部室。雪乃、結衣、八幡のいつものメンバーのもとに、訪れる何人かの生徒たち。とある男子からのお願い事にげんなりしたり、いろはのわがままに振り回されたり、強行日程の締め切りに追われながら原稿を書いたり…!?今は遠くに感じる将来のことから、誰かと一緒に過ごす休日のこと、部活のこれからのこと…、悩みも苦労もときめきも不安も満載で現在進行中、日常という名のかけがえのない日々。八幡の短くも慌ただしい冬の数日を描く短編集。 2015/03/18 発売
バレンタインデーのイベント、水族館での雪の日を経て、自分たちが踏み出すべき一歩を定める八幡たち。そんな奉仕部に、ある大きな依頼が持ち込まれる。その依頼に対して、雪乃が決意と共に出した答えとは…。-たとえ、その選択を悔いるとしてもー。時間の流れがいつか自分たちを大人にするのかもしれない、出会いと別れを繰り返して人は成長するのかもしれない。でも、いつだって目の前には「今」しかなくてー。それぞれの想いを胸に抱えながら、八幡、雪乃、結衣が選ぶ「答え」とは。新たなる青春群像小説、物語は最終章へ。 2017/09/19 発売
暦は雪解けの季節を迎えるが、新しい希望の芽吹きはまだ遠く感じられる3月。それぞれの想いを言葉にし、行動しようとする雪乃、結衣、八幡。そして、それは今のままの関係でいることを終わらせることでもあってー。雪ノ下雪乃は、最後まで見届けて欲しいと願った。由比ヶ浜結衣は、このままずっと一緒にいられたらと祈った。美しい夕日に時が止まればと願っても、落日を迎えなければ新しい日はやってこない。前に進むために諦めること、終止符を打つこと。悩む間もなく、巻き戻すことも出来ず、エンドロールは流れ始める…。 2018/11/20 発売
季節はまた春を迎えようとしていた。同じ日々を繰り返しても、常に今日は新しい。言葉にしなければ伝わらないのに、言葉では足りなくて。いつだって出した答えはまちがっていて、取り返しがつかないほど歪んでしまった関係は、どうしようもない偽物で。-だからせめて、この模造品に、壊れるほどの傷をつけ、たった一つの本物に。故意にまちがう俺の青春を、終わらせるのだー。過ぎ去った季節と、これから来る新しい季節。まちがい続ける物語が終わり…そしてきっとまだ青春は続いていく。シリーズ完結巻。 2019/11/19 発売
だから、まだまだ青春は終わらない。「あざとかわいい」を体現する、最強の後輩で世界一可愛いクソ女(?)こと一色いろは、そして、計算か天然か「ちゃっかりだけどどこか抜けてる」世界の妹・比企谷小町。八幡、雪乃、結衣とはまったく違うタイプの二人が巻き起こす、今までとはひと味違った日常!3人だけだった奉仕部に、新たな風景が描き出されるー。最高に可愛くて、最強で末恐ろしい、年下ヒロインたちによる賑やかなエピソード集。単行本未収録SS、さらに完全書き下ろしストーリーもたっぷり入った珠玉の短編集!! 2021/04/20 発売