双血の墓碑銘(3)
日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国に迫られ、ついに長き鎖国の世を終わらせた。倒幕派が勢いを増すなか、元新選組隊士の柾隼人は吸血種の少女・柩と出会い、その眷属となる。『誠』の旗を掲げる集団の噂を耳にし、隼人と柩、沖田は仇敵を討つため東海道最大の要害、箱根へと向かう。故郷で侍としての矜持を改めて胸に刻んだ隼人は、柩を護るため、かつての仲間と鎬を削る。だがそこにも、裏切り者の思惑が絡み、隼人たちはさらなる時代の激動へと巻き込まれてゆくー。血風吹き荒ぶ幕末異能録第三弾、これにて閉幕!
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双血の墓碑銘双血の墓碑銘
1853年。日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国によって開国を迫られていた。元新選組隊士の隼人は、仲間の裏切りによって命を落としかけるが、そこに「記憶のない」吸血種の少女・柩が現れる。復讐に燃える隼人は、人間であることを捨て、柩の眷属となることを選ぶ。時を同じくして、欧米からは吸血種の英雄達が集結。“墓碑銘”という異能を操り、隼人と柩を追い詰める。さらに二人の前には、沖田総司やジョン万次郎などのクセ者が次々登場し、物語は思わぬ方向に転がり始める…。淫靡で兇悪な異能維新、ここに開幕! 2019/01/18 発売