魔女と猟犬(5)
“花咲く島国オズ”-その島では王家を名乗る“エメラルド家”と、それに反発する南部の貴族たちによって組織された“南部戦線”による激しい内戦が起きていた。銃器を求めてオズ島へと上陸したハルカリたち海賊団は“南部戦線”を指揮する魔女グリンダ・ポピーからの招待を受け、彼女と接触することになる。一方、ロロとテレサリサたちも“西の魔女”を仲間にするため、オズ島へとやって来ていた。エメラルド宮殿にて二代目オズ王と謁見を果たした一行だったが、“西の魔女”はすでに討伐され死亡しているという事実を聞かされる。
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魔術師たちを独占し超常の力をもって領土を拡大する王国アメリア。その脅威に曝された小国キャンパスフェローの領主バドは、前代未聞の奇策に出る。それは、大陸に散らばる凶悪な魔女たちを集めて対抗するというものだったー。機を同じくして、隣国レーヴェにて“鏡の魔女”が拘束されたとの報せが入る。バドは魔女の身柄を譲り受けるべく、従者を連れてレーヴェへと発つ。その中にロロはいた。通称“黒犬”と呼ばれる彼は、暗殺者として育てられた少年だった…。誰も見たことのない壮大で凶悪なダークファンタジーが幕を開ける。 2020/10/21 発売
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