諸王の物語(5)
最大の敵・北ハートルプール帝国を倒すために、アランは三国同盟を結成したが、ラガリア皇帝の狡猾な作戦に翻弄され、戦線は整わない。シルバァは暗殺の危機にさらされ、リク皇子はバンクス教皇国の敵対行動に手を焼いている。フラット河口で帝国の黒海艦隊と戦っていたアランは、リク皇子と合流して苦戦の状況を打開しようと、帝国軍の主力が結集するラゴ山脈に向かった。
関連ラノベ
諸王の物語(1)諸王の物語(1)
かつて神の国だったハートルプール大陸には三王国が鼎立し、周辺には四つの小さな島国がある。アラン・グッドハートは、その一つミクロンの国王が巫女に生ませた子供だった。父王とは似ても似つかぬ髪と眼の色を嫌われ、奴隷の身分に落とされて成長したアランは、父王への復讐の念と大いなる野望に燃えていた。乱世に王たる道を歩もうとする若者たちを描く、シリーズ第一弾。 1991/08/01 発売
諸王の物語(2)諸王の物語(2)
奴隷から身を起こし、ライン国王となったアランは、ミクロンに凱旋した。ラインの残敵を一掃して城に入ったアランは、救国の英雄として民衆から熱狂的に迎えられたが、アランが異母兄だとは知らぬジョアンの態度は冷ややかだった。アランはあえてミクロンの王位につかず、南ハートルプール王国から攻撃を受けたのを機に、シルバァの故郷・エルズミーアへと戦いの旅に出た。 1991/12/01 発売