地の涯の妖精の島
生ける屍と化したままのライブランゼを蘇らすために、アドナは“地の涯の妖精の島”をめざして大陸を北へ進んでいた。母の生命と引き換えに魔性の手から奪い返した双子の姉ヴァラが一緒である。アドナが初めて味わう肉親との触れ合いが、逆に敵の攻撃の標的となった。暗黒女神デュラナの使徒の妖術士たちは、ライブランゼを慕う二人の心に嫉妬と憎悪の色を忍ばせ始めたのである。
生ける屍と化したままのライブランゼを蘇らすために、アドナは“地の涯の妖精の島”をめざして大陸を北へ進んでいた。母の生命と引き換えに魔性の手から奪い返した双子の姉ヴァラが一緒である。アドナが初めて味わう肉親との触れ合いが、逆に敵の攻撃の標的となった。暗黒女神デュラナの使徒の妖術士たちは、ライブランゼを慕う二人の心に嫉妬と憎悪の色を忍ばせ始めたのである。