今まで馬鹿にされていた気弱令嬢に転生したら、とんでもない事になった話、聞く?
家族からも婚約者からも蔑ろにされる生活を送っていた侯爵令嬢ジュディスは、ある日、前世で脇役の扱いが気に食わなかった小説の世界に転生していることに気づく。しかも自分は、その扱いが気に食わなかった令壌で、このままでは主人公の引き立て役になるためだけの不憫な未来が待っている。そんな運命はごめんだと、ジュディスは周囲の言いなりだった容姿を変え、今まで我慢ばかりしていた環境に反発していく。そのまま婚約者との関係解消に持ち込み、平民になってもいいから自立して生きていくのだと計画を立てるジュディスだったが、なぜだか隣国から留学中のコーネリアス王子に懐かれて…