殿下、お探しの精霊の愛し子はそこの妹ではありません!
家族から疎まれてきましたが、あなたたちの愛なんてもう要りません!双子の姉アリスティアは、家族の誰とも違う髪色と、とある占いのせいで虐げられ、世間からは隠されて育ってきた。一度は出来た婚約者も妹のセレスティナに奪われてしまう。ただそんな酷い家族たちは、なぜかアリスティアに手を出せない。アリスティアを殴ろうとすると不思議な事件が起きるせいだ。「アリスティアに手を出すのは許さないぞ!」そう、実はアリスティアは精霊たちに愛される『精霊の愛し子』だったのだ。彼らのちょっぴり過激なガードのせいで、周囲からはさらに不気味がられてしまうけど、ひっそり生きていくには好都合。そう思っていたところ、なぜか王家が『精霊の愛し子』を捜している。しかもセレスティナこそが愛し子だという話が出てきてー?アルファポリス第15回恋愛小説大賞特別賞受賞作。