神破の姫御子(龍笛に啼く)
桜春祭に向け活気づく神結島に、京処より楽人らがやってきた。その中の一人、高遠という男が奏でる龍笛の音にどうしても心が惹かれる花菜。ところが、義兄であり恋仲でもある龍王・匡一郎がその音に苦しみ始める!龍神をも抑える音を操り、更には12神の1柱“兎執”をその身に抱えながらも泰然とするその器の大きさ…唯人ならぬ気配を持つ高遠に、兄や父の忠告も聞かず近づいてしまう花菜だがー!?女神の血を引く白髪の御子と神々を巡る和風ロマネスク、期待の第2弾登場。
関連ラノベ
神々と人間が戦いを繰り返していたある時代。ある女神が人間側につき、特に獰猛な12の神々を縛め、各地に拘束し戦いは終結した。-それから幾年。神々を縛りつけるため120年に一度現れるはずの白髪の子が時を待たずして生まれた!美形だがよい性格(?)の義兄・匡一郎や優しい義父に天真爛漫に育てられた花菜は、自分の宿命も知らぬまま運命の日を迎え…知らず守られていた花菜の日々は一変して!?そして花菜が暮らす神結島に復活を狙う神々が集結し始めるー。 2007/09/15 発売
花菜が突然神結島から姿を消した!負の言霊に繋がれた神の仕業だと気がついた匡一郎が追うが間に合わず…その陰に京処の貴族の存在を感じ取り、急ぎ京処へ向かうことに。そこで貴族らを襲う白い妖の噂を耳にするが…!?一方、目覚めた花菜の前には、幻術を操る12神の猿鬼と花菜に想いを寄せる高遠が。「ひとつ忠告しておいてやろう。あまり龍族を信用しない方がいいぞ」-今までの神とは力も全く違い、弄ぶように過去をにおわす猿鬼に、花菜は…!?大人気和風ロマネスク第3弾。 2008/06/16 発売
京処でようやく再会した花菜と匡一郎。だが、つかの間の甘いひと時を過ごす2人に迫るのは、張り巡らされた猿鬼の謀略と神々が背負った宿命の糸ー。徐々に明らかになる女神・千生音の思惑は、花菜がこの世に生まれ、進む行方を運命づけようとしている。それは龍王・潤一郎と共にあることを誓った花菜の意思を否むもので…。そして京処人らが押し寄せる邸で、神々やその末裔の前についに現れたのはー!?匡一郎が花菜への想いを語る短編も収録。大人気和風ロマネスク、シリーズ第4弾。 2008/09/13 発売