君は初恋の人、の娘
「…よければ、お礼がしたいです」社会人として充実した日々を送る釘山一悟は、酔っ払いから女子高生ルナを助ける。彼女は生き別れた初恋相手の朔良とそっくりな姿だった。「お母さんを知ってるんですか?」ルナは朔良の娘であり、朔良は死去した事を知らされる。そしてー「釘山さんは、心の中で慕い続けてきた、-理想の人だったんです」ルナが朔良から聞かされていた思い出話の中の一悟に、ずっと淡い憧れを抱いていたと告白される。「私を恋人にしてくれませんか?」『イッチの話はいつも面白いね』一悟はルナに在りし日の朔良の思い出を重ねる、許されない。止められない。二度目の初恋に落ちてゆく。
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「今日、お仕事が終わったら…私の家に、来てくれませんか?」初恋の人、朔良の娘ールナと出会ったことにより、一悟の忙しくも穏やかな生活は大きく変貌していた。季節は夏。一悟の店でバイトとして働くルナと工作教室を開催したり、職場の仲間と夏祭りに行ったり。ルナが一悟に寄せる好意は一層強くなっていき、そして一悟も一度は拒絶した彼女に再び心惹かれていく。そして夏休み、一悟はルナに誘われて朔良の墓参りに訪れる。そこで一悟の押し殺していた記憶が甦る。「お母さん、初恋の人がイッチで幸せだったと思う。そして私もー」社会人×初恋相手と瓜二つの少女が紡ぐ、二度目の初恋は終わらない。 2021/10/15 発売
「私、イッチを取られたくない」和奏の告白により、一悟とルナを取り巻く世界は大きく変化した。ルナ、和奏…二人との間に生まれた三角関係の狭間で、一悟の心も大きく揺れ動いてしまう。一方、ルナもまた、自身が一悟の傍にいてもいいのか、和奏こそが本当に一悟に相応しい女性なのではないかと懊悩を抱くようになる。常識、倫理、弊害、現実…向き合うべき問題に追い詰められた時、ルナと一悟が出した結論はー。「私を、恋人にしてくれますか?」すべてはその言葉から始まった。そして、二人は遂に未来を選び取る。社会人×初恋の人の娘による、許されない純愛物語ー決着の最終巻。 2022/02/15 発売