スプライトシュピーゲル(4)
近未来都市ウィーンーミリオポリスと呼ばれるその都に、機械化された身体を持ち、治安を司る組織MSSに所属する三人の少女がいた。「やめて、お願い!」鳳/アゲハ。「絶対に守るって…」乙/ツバメ。「みんな死んじゃう!!」雛/ヒビナ。とある戦犯法廷に立つ被告と七人の証人を保護する任に就いた三人だが、運命は、少女たちに未曾有の嵐をもたらす。一人ずつ訪れる死。二人目のリヒャルト・トラクル。己を進化させる禁断の果実。それでも、夢を抱いて嵐を飛び越え、蝶は真実の地平に舞い降りるー。天と地の間に生きる妖精たちの物語。
関連ラノベ
蒼い空を翔ける三色のライン。紫の少女ー鳳/アゲハ。蒼の少女ー乙/ツバメ。黄の少女ー雛/ヒビナ。近未来のウィーン、ミリオポリスと呼ばれるその都には、あらゆる言葉が飛び交い、人々はさまざまな神を信じ、そして、くだらない争いに巻き込まれ命を落としていた。日常の間の中でー。そんな、混沌の中で生きる三人の少女たちがいた。機械化された身体を持ち、最新の官給品として、敵を貫く弾丸。「炎の妖精」たち。地下深く静かに流れていた泥流・テロが顕在化した時、三人の弾丸に、命令が下る。敵を貫け!破砕せよと。これは、天に唾をしながら、未来をあざけり、日々を生きる妖精と呼ばれた少女たちの物語。 2007/01/31 発売
人は有史以来、常に天を目指した。「お洋服いっぱい買うから」雛/ヒビナ。「オレ絶対有名になるから」乙/ツバメ。「行って参りますわ」凰/アゲハ。都市を守るため、三人の少女は翼をもって空にはばたくー。近未来都市ウィーンーミリオポリスに建造された超巨大タワー、“ヴィェナ・タワー”。それは、人の命を削って創られたものだった。その横をかすめて、火の玉が墜ちる。落ちた星ーロシアの原子炉衛星アンタレスは、災厄の始まりでしかなかった。動きはじめる七つのテログループ。ようやく攻勢のテロ組織として、整いつつあったMSSに、いや三人の少女に最大の試練が訪れる。天と地の間に生きる少女たちの物語。 2007/07/20 発売