リングテイル(4)
黒山の人々と共に生きていく決心を固めたマーニ。だが、厳しい冬の訪れとともに、事態は不穏な方向に動き始める。盗賊達の一の頭「凶運のチャズ」が、盗賊王ゴヴァナンと決裂。公然と叛旗を翻したのだ!一方「谷間の都市」オク=トゥムでは、ホリンが父殺しの罪に怯え、徐々に心の平衡を失いつつあった。そして、未来の歌に歌われる「スールの日」。魔道王スウァルタは遂に、黒山攻撃の命を下すが…。第6回電撃ゲーム小説大賞「大賞」受賞作第4弾。「凶運のチャズ」編、いよいよ感動の完結。
関連ラノベ
魔道師達が幻影を描き、怪異と呼ばれるひとつ目の獣が跋扈する国“九都市”。おてんばだががんばり屋の魔道師見習いマーニに、ある日突然幸運が舞い込む。なんと“九都市”最高の魔道師フィンダルが、マーニを弟子にしたいと言うのだ。時あたかも“九都市”の命運を賭した戦のさなか。マーニはフィンダルと共にいさんで王の軍に加わる。だが戦況は苦しく、“九都市”の王はついに伝説の騎士“勝ち戦の君”の召喚を決意する。王と共に赴いた隠された都で、マーニが目にしたものは…!?第6回電撃ゲーム小説大賞「大賞」受賞作。圧倒的なスケールで贈る、正統派ファンタジー巨編、堂々の登場。 2000/02/10 発売
「モノスの戦」から半年後の初夏。絵の師匠チェントのお供で、「九都市」東部の辺境都市、オクタを訪れていたマーニの前に、ひとつ目の怪異ー全身が淡い象牙色に輝く白い銀目ーが現れる。その銀目こそ「ヘクウルシュ」、遠い昔にオクタを襲った古の魔物に他ならなかった。白い銀目の魔法に捕われ、さまよいこんだ奇妙な谷で、マーニが出会った盗賊の頭は、自らを「凶運のチャズ」と名乗るが…。第6回電撃ゲーム小説大賞“大賞”受賞作第2弾。正統派ハイ・ファンタジー、満を持しての第2巻登場。 2000/08/10 発売