吸血鬼のおしごと
湯ヶ先町に住む月島亮史は、夜間バイトで生活費を稼ぐ何の変哲もない青年にして、その正体は吸血鬼。使い魔の猫・ツキと共に、それなりに平穏な毎日を送っていた。そこに突然現われた幽霊少女・雪村舞、そしてシスターのレレナ。居候同然に月島家に住みついてしまった二人の少女は、亮史を数々の騒動に巻きこんでしまう。さらに正体不明の化け物“蜘蛛”なるモノも現われて…。第8回電撃ゲーム小説大賞選考委員奨励賞受賞作。魅力的なキャラクター達が大活躍!期待の新人・鈴木鈴が贈るファンタジック・コメディ。
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レレナの母の帰国騒動から1週間。その後も故郷ローマの母と電話で楽しげに会話するレレナを見て、幽霊少女・舞はひとり孤独感を味わっていた。そんな舞の前に現われたのは、カズマと名乗る少年だった。彼も舞と同じく惨たらしい死の後に幽霊となった存在。舞はカズマに悩みを打ち明け、次第に心を通わすようになる。しかし、カズマが舞に近づいた真の目的は別のところにあった。彼の体には幽霊の魂を狙う「魂食」が巣食っていたのだ。舞の運命は!?その時亮史は…!?第8回電撃ゲーム小説大賞「選考委員奨励賞」受賞作第3弾の登場。 2002/10/10 発売
組織の追っ手から逃れるため、湯ヶ崎町から離れることを決心した月島亮史。レレナが両親と住む予定の町に、その住まいを移すことにしたのだが、亮史が行動を起こす直前に組織はいち早く彼の居場所を突き止めた。吸血鬼の“従者”たちで組んだ部隊を湯ヶ崎町へ派遣したのだ。目的は、吸血鬼・月島亮史の捕獲である。その影に暗躍するのは、亮史の過去を知る少女・上弦。彼女は、亮史と同じく、常人を遙かに凌ぐ能力の持ち主、吸血鬼の“主人”であった…。第8回電撃ゲーム小説大賞「選考委員奨励賞」受賞作第4弾の登場。 2003/02/10 発売
組織に追い詰められ、学校に立て篭もった月島亮史。しかし、校内に攻め込んだ「従者」達を待ち受けていたものは、夜の王たる「主人」が持つ、真の吸血鬼の能力だった。冷酷かつ残忍な吸血鬼本来の戦闘本能を楽しむかのように、亮史は情け容赦なく彼らを灰に帰していく。一方、亮史と同じ「主人」である上弦に追われていた半吸血鬼のレレナは、幽霊娘・舞、使い魔猫・ツキの協力によって逃げつづけていた。だが、その彼女に、上弦の使い魔であるツルの影が忍び寄る。果たしてレレナは、無事に夜の外へと逃げ切ることができるのか…!?大人気シリーズ第5弾の登場。 2003/06/10 発売