陰陽ノ京(巻の4)
時継と一つ屋根の下で暮らすこととなってしまった慶滋保胤。周囲にからかわれながらも、何とか平穏無事に生活していたのだが、異変は保胤の周囲に起こっていた…!住吉家の識神・浄雲が嗅ぎつけたのは保胤の友人ー住吉清良の身体から漂う死霊の臭い。陰陽寮の一員でもある清良に纏わりつくその臭いの正体は…!第七回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞の人気シリーズ第四弾。巻末には「電撃hp」に掲載されたイラストストーリー『陰陽ノ京絵草子訃柚』を収録。
関連ラノベ
時は平安。陰陽道の名門に生まれたにも関わらず、家業である陰陽道を捨て、文章道を選んだ一人の青年がいた。青年の名は慶滋保胤。保胤は大陰陽師・安倍晴明の依頼に応じて近頃都に現れた外法師の素性を調べ始める。だが、それはとてつもない怨念と呪いが渦巻く事件へ保胤を導くきっかけに過ぎなかった…!魑魅魍魎がうごめく平安時代の闇ー。いま、闇から滴る魔が世界を狂わせ始める…。第七回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作、登場。 2001/02/10 発売
人の命は、二つの要素ー“魂”と、“魄”から成り立つ。そして人が死んだ時、魂魄は“魂”と“魄”に分離し、“魂”は天へ、“魄”は地へ還る、と言う。今、一人の悪名高い貴族が倒れた。知らせを聞いて駆けつけた安倍晴明の息子ー吉平は、その貴族の魂魄のうち“魄”が失われていることに気づく。いったい何がその貴族の身に生じたのか?“魄”の筋を手繰っていくうちに現れたのは父である晴明とそして陰陽寮にまつわる十一年前の因縁だった…。第七回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞シリーズの第2作。 2002/02/10 発売
龍神の血を引く外法師ー弓削鷹晃。彼はある夜、人のいるはずのない山中で吸い寄せられるように一人の老法師と出会う。それが運命の邂逅であるとも気づかずに…。一方、恵みと破壊を招く長雨は愛宕山中の石にひとつの変化をもたらした。それは、かつて陰陽寮が苦心の末、総動員で封じた化け百足を封じた要石であった…!幾多の運命が交錯する平安の京に、最大の危機が訪れるー!第七回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞シリーズ第三弾。 2002/05/10 発売