麒麟は一途に恋をする
新進気鋭の女性イラストレーター春原麻由の前に現れた、謎の黒髪の青年ー国見遥。その日を境に、平穏だった麻由の生活は一変した。次々と襲い来る怪物たち、麻由に敵意をむき出しにする謎の美少女、そして麻由の周囲に、常に見え隠れする遥の姿ー。身に覚えのない災難に翻弄される麻由の前に、新たな襲撃者が現れるが…。消滅したはずの「桜の妖魔」が狙う麻由の秘密とは?慈愛の「星獣」麒麟とは?『月と貴女に花束を』から11年後を舞台に、人類の存亡を賭けた新たな闘いが始まる。
関連ラノベ
母なる地球の意思を受け、人間が存在するに値する生物かどうかを見極めるため、星獣と人間との間に三百年ごとに生まれ落ちるという『星の子』-。新進気鋭のイラストレーター春原麻由は、星獣“黒麒麟”の青年、国見遙に『伴侶』として選ばれ、『星の子』を産む宿命を背負ってしまった。『星の子』が生まれなければ、人類に未来はないー。滅びを願う星獣“蛟”の志摩に狙われた麻由の元に急ぐ遙の前に、もう一人の“麒麟”柊弥が立ち塞がる。 2004/08/10 発売
人類存亡の鍵を握る星獣「黒麒麟」の遙とその「伴侶」麻由を狙い、滅びを願う星獣と妖魔たちの攻撃は激しさを増してゆく。だが「蛟」の志摩との闘いで失われた遙の霊力は、戻る兆しもない。『院』の獣聖・直純は、婚約者の由花と共に麻由と遙を警護する命令を受けるが、遙の近衛のひとり柚子にかたくなに拒まれてしまう。そんな彼らの前に新たな敵、星獣「鳳凰」の明良が現れる。一方、みたび真由を襲った志摩の前に、立ち塞がったのは…。 2005/02/10 発売
『院』からの命を受け、霊力の戻らない“黒麒麟”遙と、その“伴侶”麻由を警護する任に就いた直純と由花。しかし実戦から離れて久しい由花は、戦士としての“覚悟”を失っていた。激しさを増す敵“星獣”たちの襲撃の中、直純はそんな由花を責めてしまう。一方、華音の潜伏先を突き止めた亮は、先制攻撃を立案する。防戦一方だった今までの状況を覆すべく、遙たちは少ない戦力を結集するが…。風雲急を告げる、シリーズ第4弾。 2005/08/10 発売
激しい闘いの中で記憶を失った“鳳凰”華音は、一人の少女として、遥の許で穏やかな日々を送っていた。一方、遥への復讐心のみにすがって生きてきたもう一人の“麒麟”柊弥も、蛍子との出会いに安らぎを見いだす。そして、麻由は遥の気持ちを受け止める決心を固めていた。だが、平穏な日々は続かなかった。妖魔アヌビスとバステトは、直純を獲物と定め、その魔手をのばす。そして遥と麻由の前に、最強の星獣“九頭竜”東雲十吾が現れた…。人気シリーズ、激動の第5巻。 2006/02/10 発売
最強の星獣“九頭竜”東雲十吾が指定してきた最終決戦の日に向けて壮絶な修行を続ける遙は、亮の元妻・早紀から恐るべき事実を告げられる。一方、東雲に背いて遙に戦いを仕掛けたもう一人の“麒麟”柊弥には、重大な悲劇が待ち受けていた。そして迎える決戦の日。遙は仲間たちとともに決戦の地、新宿へと向かう。しかし、学とまどかを喪った痛手から立ち直れない直純の姿は、そこにはなく…。いよいよクライマックス直前!最後の闘いに向け、運命の輪が回り出すシリーズ第6弾。 2006/08/10 発売