終わりのクロニクル(4 上)
世界の崩壊が3ヶ月後と迫るなか、佐山と新庄は4th-Gとの全竜交渉を進めるため、九州の離島へと向かう。それと前後して、5th-Gとの全竜交渉のため、八大竜王の一人、サンダーソンが曽孫の少女と共に日本へと降り立った。だが、彼は米国UCATにある書類を預けていた。それは、後に5th-Gとの交渉に際し、障害となる内容を秘めたものだった…。かつて佐山の姓を持つ者と交わした約束の履行を迫る植物の世界ー4th-G。そして、機竜同士の戦いにより滅んでいった機竜が支配する世界ー5th-G。2つの世界を相手に、佐山達の全竜交渉が始まる。
関連ラノベ
かつて世界は、平行して存在する10個の異世界と戦闘を繰り広げていた。概念戦争と呼ばれるその戦争に勝利してから60年。全てが隠蔽され、一般の人々に知られることなく時が過ぎた現在…。高校生の佐山御言は祖父の死後、突然巨大企業IAIより呼び出しを受ける。そして、この世界がマイナス概念の加速により滅びの方向へ進みつつあること。それを防ぐには、各異世界の生き残り達と交渉し、彼らが持つ10個の概念を解放しなければならないことを伝えられる。かくして、佐山は多くの遺恨を残した概念戦争の戦後処理として、最後の闘いに巻き込まれていくが…。川上稔が放つ新シリーズ、遂に始動。 2003/06/10 発売
祖父の遺言により、10個の異世界との戦後交渉を任された佐山御言。この交渉に成功し10個の概念を解放すれば、マイナス概念の加速で滅びようとしている自分たちの世界が助かるという。佐山は、この交渉権を本当に引き受けて良いものか迷いながらも、一個目の異世界1st-Gとの戦闘に巻き込まれていく…。10個あると言われる概念世界と、この「世界」の間に過去何が起こったのか。現代にまで残された遺恨を解消し、佐山は無事1st-Gとの“全竜交渉”を果たすことができるのかー!?「AHEADシリーズ」第1話、完結。 2003/07/10 発売
マイナス概念による世界の崩壊を防ぐため、全竜交渉部隊の長となった佐山御言が、次に相対することになったのは、2nd-Gと呼ばれる日本神話の八叉を概念核にもつ世界だった。2nd-Gは60年前の概念戦争で既に滅び、現在はLow-G(しかも佐山と同じUCAT)に帰属しており、交渉は簡単に成立するかに思えた。だが、過去の遺恨を残した彼らとの交渉は難航し、新たな戦闘へと発展していく…。選ばなければならない未来への2つの道。果たして、2nd-Gの人々が、そして佐山が、新庄が選んだ答えとは…。川上稔が贈る新シリーズ。第2話スタート。 2003/10/10 発売
黒の武神を駆り、UCATに属さず3rd-Gと戦闘を繰り返してきた飛場と美影。だが、美影は敵の手に落ち、概念空間に連れ去られてしまった。そんな彼女を取り戻すため、佐山たち全竜交渉部隊は飛場とともに3rd-Gとの激しい戦闘を開始するが…。そして、様々な謎と思惑が交錯するなか、遂に“軍”がUCAT本部へ破壊工作の手をのばす!神々の力を持つ人々が創り上げた自動人形と武神の世界ー3rd-Gとの全竜交渉、いよいよ佳境。 2004/06/10 発売
佐山と新庄は、祖父の代に交わされた4th-Gとの「約束」を無事果たそうとするが、はたして4th-Gが秘めていた「約束」の真意とは何なのか!?その一方で、ある書類により思わぬ方向に動きだした5th-Gとの全竜交渉の行方は!?植物の世界4th-Gと、機竜の支配する世界5th-G。かつて佐山の姓を持つ者と4th-Gが交わした約束は全竜交渉に新たな答えと謎を与え、5th-Gは一つの決着を求めようとする。それぞれが過去の想いを秘め、2つの世界を相手にした全竜交渉が、ここに完結する!大好評AHEADシリーズ、第9弾。 2005/01/10 発売