小さな国の救世主(4(シャカリキ勇者の巻))
あの内戦から一年。リューカ姫を日本に連れて行くという約束を守るため、再びセリカスタンの地を踏んだ龍也。待っていたのはリューカ姫の笑顔ーだけでなく一触即発の国内情勢だった!政府と有力部族であるナガス族の間に生まれた不和。その緊張状態の中、龍也はのほほんとこの国にやってきてしまったのだ。天才軍師再入国の報せに、疑心暗鬼になったナガス族は政府に対して叛旗を翻してしまう!しかも彼らの背後にはある大国の影がちらついていて…。この難局をクリアする、またまたミラクルな奇策を龍也は閃くのか!?待望の新章スタート。
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見渡す限りの大草原ー。中央アジアの辺境にあたるその地に天山龍也はいた。「たしかに俺は人とは違う体験をしたかったんだけど…」治安の悪いこの国で、パスポートも金もはぎ取られた龍也にできるのは途方に暮れることだけ。そんなとき出会ったのはサラサという美しい女性と、リューカというまだ14、5歳の可憐な少女だった。二人はある部族の代表だが、内乱が勃発した今では政府に追われるお尋ね者だというのだ。行く宛てもない龍也は否応なしにその逃避行に巻き込まれ…!?鷹見一幸が贈る「いまどきの救世主の物語」スタート。 2006/01/10 発売
実現不可能と言われていた有力部族の結集を成し遂げてしまった天才軍師シマオオカミこと、普通の高校生龍也。本人が望む望まないにかかわらず、反政府同盟軍のシンボルとなってしまった龍也は戦いの渦中にあった。政府軍とまともにぶつかれば、互いに深刻な被害が出ることは必至。それはセリカスタンを疲弊させ、泥沼の中に落とすことになりかねない。リューカ姫が暮らすこの国が、いつの間にか好きになっていた龍也は悩む。そして、思いついたのはー。戦わずして敵を倒す、周りも首を傾げる奇策で龍也は最後のミラクルを狙う!シリーズはクライマックスへ。 2006/11/10 発売