1987年発売
な、なにさ、受験の国って!?なんだよォ、アリスを助けろだってェ!?神様、いいかげんなことを言わないで!-でも、でも、でも、けっきょく、ひろみとタカシ、ゆかりとトシオの“胸キュン・ペアー”は、誘惑にまけてアリスを救うため、魔境に旅立つのです。魔女、怪物、妖精の国を抜けて、アリスのいる部屋の扉の前までたどりついたけど、どうしてもドラゴンが!うまく救い出せたら、とうぜん、神様のステキな贈り物があるはずよ。
おかげさまで、あたしにも、ステキなBFができた。高木明彦クン。大学1年生。長野出身で、こっちに下宿してるの。ママが、仕事で海外へ1か月ほど出かけることになったので、ひとりっきりの、おるすばん。あたし、明彦クンと、つかのまの同棲ライフを、楽しもうと考えた。あたし…、バージン。このチャンスに、明彦クンに、あげちゃおうと、思った…ワ・ケ。
あたし、進藤かおり。15歳、中3。私生児。「あのね、かおりのお母さま、ソープランドに勤めていらっしゃるんですって…」クラスメートたちの陰湿なささやきが、きょうもあたしの耳にはいってくる。そんなあたしに、ホントの強さを教えてくれたのは、幸村了だ。サトルは不良で有名だが、あたしは知っている。純な心を。サトルは教えてくれた。戦え、と。自分をいつわらず、強く、まっすぐ、生きてゆけ、と-。
あたし、佐藤美子ほど、ありふれた女のコは、ちょっといないだろう。ありふれた名前。ありふれた学歴。ありふれた家庭。もう、どこを見ても「ありふれ」だらけ。退屈で、あくびをする元気も出てきやしない。ところが、夏休みのバイト先、ハロー・ドーナツで竜崎昇に出会ったことから、あたしの運命は、大きく変わってしまった。昇たちのロックバンド“ムーン・ライツ”のボーカルに起用されたのだ。その名も-シュガー・ベイビー!
「ついに手に入れたぞ!悪魔の体を!」親友、飛鳥了の願い“恐怖の遺産”を受けた不動明。彼は、人の心を持った悪魔、すなわち“悪魔人間”となって、人間を悪魔の手から守り通すことを決意する。明=デビルマンは、はたしてデーモンの魔手で退けることができるのか!?超ド迫力のSF作品『デビルマン』。ここに、ゲームブックで登場!
悦子はミュージカル・ダンサー。カレは新鋭ジャーナリスト。いいのよ、もうすぐオトナだもん…平日の昼下がり、ホテルのプールサイドはスキャンダラス…濡れた身体、うつろな夏景色。蝶の羽先にかすめられたようなくちづけ…短い吐息…いまも初恋。「とにかく俺は…ひとりになる」悦子はその飯嶋の強いまなざしに、抱きしめられたはずだったのだが…。ふたり、のはずのイタリアは、いったいどうなるの?
あたし、永田街子、中3。演劇部に入ってる。顔は、はっきし言って、美人じゃナイな。どこにでもある卵形のリンカクで、下がりぎみの眉に、どんぐり目玉。特徴は、といえば、ガハハと笑ったときの、口のデカさ。演劇部の部長は、篠原塔也。同級生。ハンサムで、スポーツ万能で、優等生。文化祭用の劇で、シェイクスピアに挑戦することになったんだけど、塔也が主役に指名したのは、冴えない、このあたしだった!
女子高生レーサーの千明は17歳。16歳の誕生日に中型免許を取って、チーム“バルカン”に所属、そしてついに鈴鹿8時間耐久レースに出てしまったのだ!千明の瞳がサーキットに燃える。この日のために、千明はバイクに乗ってきたのだから。-あいつにだけは負けられない。わたしから、あの人を奪ったあいつにだけは!
「デーモンだあ!」不動明の表情が恐怖に凍りつく。親友、飛鳥了の誘いで、“恐怖の遺産”を受けることになった明に、つぎつぎ襲う想像を絶した恐怖体験。悪魔が攻めてくる。殺戮と戦慄の時代がくる。人間を守るのは誰だ。明は悪魔と合体し、悪魔人間として生まれ変わった。人類を救うために…!超ド級の最終戦争小説ー“誕生編”刊行!
今度、わたしの隣りに引っ越してきたヒト、ちょっとヘンなの!レバーとホウレン草しか食べようとしないし、ニンニクのにおいで飛び上がったり、十字架を見て縮み上がったり…。どうやら、吸血鬼の疑い、濃厚ってワケ。その名も、なんと千賀欲男!なのに欲男ときたら、気が弱くて、“美女のうなじにガブリッ”っていうのができない性格。このままじゃダウンしちゃう。貧血症の吸血鬼なんて笑うに笑えないじゃない!なんとかしなきゃ。
17歳は、子供じゃない、よね?高校生が、オトナのオトコのヒトに、恋しちゃった。モテモテのスーパースター、ヒコさんと、かわゆいしのぶちゃんの、オトメチック・ラブストーリー!
私、アッカルイ中2少女・樹里衣。ある日幼稚園のころ好きだったコタローくんが、とびっきりステキになって転校してきた。私と幼なじみのクライ少女・按理はソク、恋ガタキ。でもコタローくんは私のものさ、と思いきや、ぶりっこアソビニン女、マット・ディロン風スカシ男、おまけにドロボーまで出没しちゃって!!ついに恋の探偵ごっこまでおっぱじめちゃうのよ。
南アの港街ダーバンでアバンチュールと洒落こむ一等航海士の五郎。だが、これがとんでもない罠だったのだ。秘密警察BOSSの逮捕と拷問、釈放条件として示されたうさん臭いタンカーへの乗り組み、さらにセネガル沖での武装ヘリによる襲撃と船の沈没…。そして今、事件の唯一の生き残り五郎を追って、謎の男たちがダカールに集まる。-南アの原油詐取に端を発した巨大な陰謀は、好漢五郎を危険な冒険の荒海へと誘う。
自衛隊がすでに核を製造、保有していた!こいつは確かに醜悪な事実だが、俺にとってはそれだけのことだった。だが、父を殺され、妹を誘拐され、俺自身の生命まで狙われるに及んでは話が違う。俺たちが生きのびるためには何としてでも核の存在をあばかねば。それには現物を手に入れるのが一番なのだが…。国家を相手に始まる命がけのゲーム。駒は“核”、そして盤面は“東京”。
霞が関から福岡県庁へ単身赴任して1年になる平塚は、中洲のクラブで知りあったホステスのエミーと親密な関係になっていた。結婚後8年、夫婦関係は冷えきっていたが、妻の淑恵は夫の不倫を嗅ぎつけ、それまで1度も訪れたことのない博多までやって来た。怒りに燃え、エミーの面影を宿す博多人形を破壊して出て行く妻の背を無言で見送った平塚に、やがて、エミーが惨殺され、その傍に博多人形の首が落ちていたことが告げられた…。仙台、札幌、博多、広島に展開する連作ミステリー・ロマン4篇。
今どきの修学旅行に京都なんて-という轟々たる非難を押し切って、おれの高校は今年も京都への修学旅行に出発した。おれは、毎年恒例のこの行事が嫌いではない。いかにもダサく、汗臭い青春の真っ只中という気分が味わえるし、それに今回は、トレジャー・ハンターとしての仕事も兼ねていた。八頭大・痛快登場、第8弾!
イイ女になりたい!オニギリに目と鼻をつけたようなあたし、森下麦子は、海辺の町から東京のオバの家に。新しい学校、新鮮な毎日、で、そのうえ、美しくなるために“鈴女”って名で芸者さんの勉強もはじめた。のに、いぜん、あたしは“BUSU”…。けど、ある事件でステキな邦彦クンと心が通い、しかも、ハデ目のショーを主演して、なんと、全校1、キラメイてしまった!フフフ、それには、こんな秘密があったの!