1988年4月発売
す、すごい!空には巨大な怪鳥、川には人食い猛魚、陸には、難問でわたしを攻めたてるカメの化けもの。いったい、どうなってんの!この先には、もっと恐ろしい物が待ちうけてるんじゃない?でも、でも、タカシと静香の“胸キュン・ペアー”は、地獄の宮殿に行って、宝物をとってこなくちゃならないんです。魔境のすごさに圧倒されながら、宝物とアリスを救出したわたしたち、じつは、とっても大事なものを手にいれるんです。
私、八手真名子、14歳。アイドルやってます!ナマイキッとか、ワガママッとか、いわれてるけど、いいじゃない。おシゴト楽しいし、人気だってスゴイんだもの。こんどだって大作映画に出演することになって、ハリきってたら、主役争いがもとで、候補の1人、竹崎サンが殺されちゃった!真名子のとこにも脅迫状が…。ドッキーン!こうなったら、ナマイキボーイの克樹を付き人兼探偵助手にして、犯人探し始めちゃおーか!
魔女がつくった学校、信じる?横浜の山の手の美しい高校、聖シルク学園に入学したわたし、北村千代子に、美しい指輪がとびこんできたの。マリンブルーの石にひかれてはめたら、うっ、指から抜けない!そしてその後、あやしい出来事がつぎからつぎにおこって…。不気味に変身するクラスメート、襲ってくる親友!あたしは、高島くんといっしょに、指輪と魔術で、100年の眠りから目ざめる妖魔と戦います。おねがい、助けて!
高1の殊理が、銀座で出会った男のコの名前は、大西勝男クン。犬のゴンを連れて、パニクってる、そいつの誕生日ってのが…。「昭和4年8月6日」だって!?ウソみたいだけど、42年間を、タイム・スリップしてきちゃったってワケ!いまどきの男のコ、とは、ひと味も、ふた味も違うカツオくんに、殊理の心は、傾きます。けど、けど、カツオくん。あっちへ、帰んなきゃ、いけないんだよね…。
パパの転勤で、5歳にして、生まれた街、東京から、名古屋へ引っ越した、砂絵ちゃん。このたび、めでたく東京へ戻って来たのだけれど。なんと!?10年間で、どっぷり名古屋弁が、身についてまっとったんだがやっ!せっかく、モデルにスカウトされたってのに。カッコいいカメラマンの男のコにも出会って、ひと目惚れしちゃったってのに。砂絵は、考えてるコトを、うまいコトバで、口にできないんだ。どうすれば、いいの?
あたし、桂木あず。高校3年生。ファッション・デザイナーのママと2人暮らし。なんと、モデルをやった時に知りあった村垣社長が、あたしのパパだったの!ビックリ!最近、誰もがみんな、さまざまな悲しみを背負って生きているんだってことが、わかったの。ママと一緒のパリ旅行から戻って、ボーイフレンドの大元カオルを尋ねたら、いとこの杏子さんが、広島から遊びにきていた…。彼女の美しさに、あたし、圧倒されそう。