1988年7月発売
大学の最初の夏休みって、宿題も登校日も試験もない。う〜ん、開放的。私こと麻衣子も、ミステリー研の千尋クンと奈美の3人で、清里のペンションへ出かけます。テニス教えてもらって、発展させるぞ、千尋クンと。ところが、ペンションのお隣サンって、幽霊屋敷ってウワサ…。やっぱり、出たあ…じゃなくて、消えちゃったの、女の人が。服だけ残して。下着姿の幽霊!まさか?ロマンチックに、ゾクゾクできそうなの。
青い海に浮かぶ美しい小鳥、白いやしき。“伯爵夫人”に招かれて行ったのが、コワーイ体験のはじまり!わたし、ゾクゾクしながら秘密をあばき、しっかり、カレもつくっちゃいます。
親友は、なぜか美人ぞろい。いつも、ソンばかりしている小巻が、初めて恋をした。その相手は、人気バンドのボーカル・ブルー。だけどやっぱり彼だって、美人の陽子にベッタリ。小巻にチャンスは、ないのか。
榊原夢子。フツーの日本の、中学3年生。だけど、目の色が、ピュア・スカイ・ブルー。ほんとうは、ハーフ!?父親は、どんな人!?夏休みのロサンゼルスを舞台に、ドラマティック・ストーリー、お届けします。
あたし、白鳥麻央。北海道にきてもう1年。必死の受験勉強で、みごと夢丘ケ高校に合格。あたしが名づけ親になったポーラスターも、大きくなったし、いろいろと嬉しい春なの。感動いっぱいの大河少女小説、第3巻。
あたし、若林由麻。高校1年生。徳大寺満は、幼なじみで、親公認の恋人。でも最近、なんなギクシャクしてる…。そんな時、ヨロン島出身の龍二さんに会ったの。あたしの気持ち、ズバリ、揺れてます…。
どうってことのない地方都市に住む、どうってことのない刀根家の人々が、どうってことのない蒸し暑い日に、とんでもない事件に巻き込まれた。妻は不倫のあげく過って殺人を、長女は時効まぎわの犯人と逃避行を。夫は出張先の東京で謎の女と怪しげな行動を、長男は幼い女の子を守って見えざる敵との戦いを。そして姑はバスジャックの人質に…。はたして刀根家の人々にどうってことのない平和な生活は再び戻ってくるのか?
チャイナタウンに変貌した新宿を襲った武装ヘリ。東京湾上テレポート・シティに巣喰う新興暴力団が傭兵部隊を組織し、対立する中国系マフィアに全面戦争を仕掛けたのだ。対都市ゲリラ戦のエキスパートである陸上自衛官・公文梓は、2大勢力殲滅の特命を受け、壮絶な市街戦に巻き込まれて殺された弟の復讐の念を胸に、単身無法地帯と化した新宿に潜入する-。
11年前に演習の標的となって撃沈されたはずの護衛艦“あきつき-44”が、再び玄海灘に姿を現わした。溶け爛れた艦橋、脈打つ砲塔…。乗組員と融合し、変わり果てた姿で異次元との間をさまよいつつそれは北上を続ける。取材に赴いた共時通信記者・田外は、幽霊軍艦を生んだ悪魔の計画『SSB実験』の存在を知る。禍禍しき凶艦を操る陸上自衛隊〈民族遺産監理室〉の壮大な陰謀とは?“田外竜介シリーズ”第2弾、長篇オカルト・アクション。
西南アフリカの某国に内乱が勃発。反政府軍に包囲された臨時首都には、救援機の飛来に望みを託す外国人と、精霊に祈るしか術のない黒人難民がひしめく。その中に日本人農業指導員都筑の姿もあった。慢性的飢餓の街を封鎖するたった2輌のソ連製T55戦車。郊外の病院がそのキャタピラに蹂躪されたとき、凄惨な遺体と瓦礫を前に都筑はこの怪物を倒す戦士と化した…。アフガニスタン内戦を経験した著者が描く迫真の戦闘冒険小説。