1989年9月発売
またまたアリスが誘拐された!神様MIの命令で救出に出かけたタカシとひろみが到着したのは、さかさの国。さかさことばから始まって、さかさカバには振り落とされるし、バーゲンセールはいつもの倍値。そして、胸キャンペアー前の出現したのは光人間プースルト。彼こそアリスを光のロープでしばりつけてしまった誘拐犯。世界中のアリスファンのため、命をかけて戦うけど、勝てば負けになるさかさの国。この勝負はどうなるの?
パンチパーマのおにいさんたちの屋敷。捕われの身になっちゃった私、アリサ。「秘密を知られたからには、消えてもらいましょ」キザな2代目が冷たく言い放つ。助けにきて、トオル!そう、ダイヤと美人には手が早い、彼は素敵なドロボーさんなの。ところが彼ったら、女の子はまちがえるし、追われてラブホテルに逃げこんじゃうし、いったい何考えてるのよ!?-思いっきりおしゃれにキメたい、女の子のハードボイルド。始まりよ!
「宮さま、3日間だけ家出しょっ!」時は幕末。私、夕衣がそそのかしてる相手は、なんと皇女・和宮!だって、宮さまったら江戸の将軍さまにお嫁入りさせられちゃうんだもの。せめて初恋の人に会わせてあげたっていいでしょ!だけど、風雲急を急げる京の町には、敵がいっぱい。バレたら、三条河原でさらし首、まちがいなし!?おまけに3日間が無事終わっても、私の好きな佑輔とは離れ離れ…・波乱の時代に恋心揺れます!
あたし、後野まつり。八幡高校1年生。無事(?)文化祭も終わって、また、普通の学校生活が始まると思ったら、また事件が…。今回の事件の主は、三好久実という美少年の転校生!!なんか、わけありなんだ。あたしたちの超常研に、異常な興味をもっているみたいだし、スポーツの腕も、人並以上だし…。いったい、何者なんだろう?
あたし、村上明日香。漫画家志望の、明るくボーイッシュな、高校1年生。パパは、仕事が忙しくて家にいないことが多いし、ママは入院中。でも、姉妹4人で、仲よくやっていたの。あの日までは…。そう。あたしが、殺人犯の娘で、みんなと血がつながってないことがわるまでは…。あたしの出生の秘密がわかってからというもの、姉妹の仲はバラバラになるし、あたし、これから、どうしたらいいんだろう…。
あたし、佐久間美里。高校2年生。今回の事件は、沖縄へ遊びに行った時に知りあった、杉並に住んでいる星野こずえさんが訪ねてきたことから始まったんだ。こずえさん、文通していたタレントの江木博史さんに、ホテルに呼びだされたんだけど、どうすればいいのか、悩んでたらしいんだ。頼まれたらひきさがれない、あたしと和也。でも、その時はまだ、あたしたちが殺人事件にまきこまれるとは、思ってなかったの…。
わたし、典子。都内の女子校の2年生。で、わたしのカレ・ジュンは、都立高校の2年生。ジュンとは、夏休みに海で知り合って、おつき合いを始めたの。夏休みの間は、いつもいつも一緒にいて、間違いなく、恋、してた…。ところが、2学期が始まってからのジュンは、別人のように冷たいの。都合が悪いからって言って、ほとんど逢ってもくれないし…。ジュン、わたしたち、夏だけの恋だったの?
わたし、霞絵里。都立城ケ崎高校2年生。ウチの高校は、男女共学で、わたし、男の子に、けっこう人気あるんだ。エヘッ。ただ、高1の頃から、アメリカに留学しようと思っていたから、彼がいると別れるのが寂しくなると思ってトクテーは作らなかったの。そんなわたしの本命は、ひとつ年上の3年生で、写真部の田所裕さんだったの。過去形なのは、この夏から1年間の留学がいよいよ決まったからなんだ…。
草子が通う聖アンジェリカ学園は、ハロウィンで大騒ぎ。思い思いの変装で、高等部と大学部が合同しての年に一度のお祭り。ところが、大学部のプレイボーイ・山城先輩と恋人宣言をして、彼を私に紹介してくれるはずの百合恵が、待ち合わせ場所の塔の上から転落死!幸せなはずの彼女の自殺は考えられない。現場から走り去ったマント姿の男を探して、私の探偵物語は始まる。どうしよう、ハロウィンにはマントと危険と恋がいっぱい!
あたし、三井明子、16歳。親友の文恵ちゃんと、『恋風』をやっているの。『恋風』ってのは、恋のキューピッドのこと。そう、告白したいのにできない人たちを、たすけてあげるの。そんなあたしが、ある日、旧校舎でおこった放火殺人事件の犯人として、警察に目をつけられちゃった!実は、あたし、その日の記憶がないんだ。だから、弁解もできないんだよ…。こうなったら、自分で真犯人を捜すっきゃない。
内戦の続くアフリカ某国で撮影された一枚の写真。そこには、行方不明の日本人外交官と、彼の操縦する反政府軍のT55型戦車が写っていた。スクープを求め、東京からアフリカへ飛ぶルポライターとカメラマン。一方、政府軍を支援するソ連軍事顧問団は、ゲラリ基地壊滅と自国製戦車の破壊を目的に、対戦車ヘリ部隊を送り出す。だが密林の奥には、日本人とロシア人を待ち受ける血も凍る“地獄”が…。第三世界の戦場を描く迫真の長篇。
北海道瀬田寒原野の地霊=犬神が封じられ、原野が犬頭形の陥没と化して半年余。またも頻発する怪事件の霊査を依頼され、オカルトライター兼占い師の稲村虹子は札幌へ飛んだ。原野を鳥瞰する虹子の“魔法の鏡”に映ったものは、黒魔術の謀略によって三たび目覚め、札幌に向けて首を伸ばす巨大な犬の顎であった!凶獣を操る妖艶な女魔術師に挑む“赤い魔女”虹子の凄絶な霊的死闘。『凶獣幻野』ほか〈民遺監〉三部作に続く新シリーズ第一弾。