1993年10月20日発売
微熱ベーゼ微熱ベーゼ
「このヒヨッコが、どうにか一人前みたいな顔で仕事してるんだな」エラソーな態度で声をかけてきた磯崎駿平。俺、三紀の先輩であり、業界内では超有名な花形コピーライターだ。今回、新作口紅のキャンペーン用の広告案を、この人と競うことになってしまった俺は、早くも戦々恐々としていた。ところが、先輩から突然、「コンペを降りる」という電話をもらって-。
水の伏魔殿水の伏魔殿
魔の盟主・緋奈子は、智に恨みを持つ影使い・赤沼英司に、智の呪殺を依頼した。時を同じくして、湘南江ノ島の猟奇事件に挑む智と京介は、不良少年・宮沢勝利と出会う。降魔の利剣・天之尾羽張の不吉な力を知り、自ら呪殺者を名乗る、この少年の目的は。邪悪な敵を迎え撃つ智と京介に、はたして勝算はあるのか。都会に巣食う怨念に挑む、心霊戦士たちのサイキック・ファンタジー第二幕。
太陽の黄金雨の銀太陽の黄金雨の銀
「なんで、セーラー服なんだぁ!」突然の事態をのみこめず、頭を抱えた徹の手に触れたものは、こともあろうにリボン。そして、目の前に現われた秀才クラス委員長の小泉は、なぜか魔女の姿-。仮装大会じゃないとしたら、これは「夢」。そのとき、はるか彼方から飛んでくる竜-。誰かの夢に迷いこんで、竜と戦うことになったふたり。夢の主が目覚めたら、冒険は終るの?徹と小泉の不思議なふしぎな冒険譚。
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