1993年7月5日発売
あたし、桐島りお。15歳の高校生…というのは仮の姿。本当のあたしは、10万年前、地球から遠く離れた星で死んだ女の子、リーア・サッシュ。ある重大な“任務”のために、桐島りおの身体をかりてよみがえったあたしは、科学者志望のおかしな男の子、高城昴と出会って…。“地球”-。この惑星には、どんな“希望”が眠っているのかしら…?
「タカオがブツを持っているらしい。必要ならば、消してもいい」-。孝夫が殺される。楽しい夏休みを過ごすはずの沖縄で、わたしの弟・孝夫が、製薬会社の新薬データに関わる事件に巻きこまれてしまったの。産業スパイの篠田祐介さんを加えたわたしたちは、暴力団に拉致された孝夫を捜して、南へ北へ。そして、鐘乳洞の中でわたしたちが発見した、思いがけないメッセージとは…。熱い太陽の楽園は、危険がいっぱい。
横浜港から出航した豪華客船、セント・ヴァレンタイン号が妖魔に襲われた。エドワードの血をひく光を捕え、生け贄とするために…。高島家の特性を、すべて備えて生まれたとはいえ、わずか五歳の光に、どうやって妖魔が倒せようか…。魔道士・光の誕生から、チョコたちとの出会いまで、“神秘のベール”に包まれていた、エディの過去の物語が、今ここに明かされる。
藤岡未宇は、メガネをかけている、ごくふつうの女のコ。ところが、ある日。モデルクラブの社長、中津川了にスカウトされて、アイドル「ミュウ」として大成功します。ミュウは中津川さんに想いを募らせるのですが、彼には恋人がいるのを知って大ショック。いっぽう、超人気タレント・吉田ケイジくんがミュウにアプローチしてきて。ついにワイドショーがスクープを-。
国体が終わり、昂は再び青葉が丘のコートへ。チームは新人の羽田と香月をレギュラーに迎え、新たな顔ぶれで、最大の目標-春高に向けてスタートを切った。だが、チームは早くも問題を抱え込むことになる。香月が昂への反感をむきだしにし、二人のコンビネーションが成立しないのだ。そのうえ、昂の大ファンを自称する下級生の麻衣が、強引に昂に接近しようとしたため、メンバーのあいだに不協和音が。