1995年1月25日発売
黒狼秘譚(2)黒狼秘譚(2)
バウィラノス軍の侵攻を食い止めた新将軍アシュラウルは不敗の防衛体制を築くことで聖戦という名の殺戮の終結を目指すだが、久々の勝利に酔いしれる王達は更なる勝利を要求するのだった暗澹たる思いを抱いて敵情視察に出たアシュラウルの前に現れたのはいまやバウィラノスの執政となった最愛の妻モアラの姿だった。
原子力空母「信濃」最後の出撃(中)原子力空母「信濃」最後の出撃(中)
オイル・ロード防衛の任を帯びペルシャ湾に派遣された日本艦隊。そこに、暴発した一部イラン軍がシルクワーム・ミサイル多数を撃ち込んだ。突然の飽和攻撃で、旗艦「しらね」を失い、空母「信濃」も深手を負ってしまう。あまりの犠牲に、艦隊の帰投を命ずる日本政府。しかしこの間、東アジア情勢に深刻な緊張が生じていた。南沙諸島の権益をめぐり米中が衡突、米機動部隊艦載機が中国空軍機を撃墜してしまったのだ。母国をめざす「信濃」の行く手には、続々集結を開始する米中空母の艦影が。
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