1995年7月31日発売
ARIEL(9)ARIEL(9)
ゲドー社の吸収合併に乗り出したゲルニカは、三男坊トムを地球に派遣した。戦艦オルクスに乗り込み、かつての婚約者シモーヌや恋敵ハウザーと素知らぬ顔で再会を果たしたトムは、地球支社をでっち上げ、精力的な情報収集に乗り出した。当然、ハウザーは心中穏やかではない。なんとかゲルニクス社の支配を逃れようと、唯一の心当たりの人物に救いを求めようとしたのだが-。
わたしのファルコン(3)わたしのファルコン(3)
「教官、どうしてあたしたちだけ、特別なんですか」ふとしたことから念願かなって、静岡は浜松基地で天才パイロット=森高美月の三カ月特訓コースに明け暮れる水無月忍と睦月里緒奈の二人だったが、どう考えても様子がおかしい。同期生はいないし基地の食堂でも特別扱いで、まるで隔離されてるみたい。忍は離着陸を覚えたばかりだっていうのに、今度はいきなり空戦機動。どーなってるんだろう。「教官、教えてください」ほんとはロシアで大変なことが起こりつつあるんだけど、思わずそう言ってしまった忍-いよいよ迎えるシリーズひとつのクライマックス、二人の特訓はまだまだ続きます。
遙かなる大地(テラ)の伝説(上)遙かなる大地(テラ)の伝説(上)
人類の存続を賭けた戦いが目前に迫っていた。“地球の神々”はトゥーレ軍を尖兵に仕立てて、ドルーガ帝国と教皇庁が築いた防衛網を次々と打ち破る。その間、ソルジャー・クイーンらは“神々”との戦いに必要な三つのもの-“地球への経路”を記した航宙図と“神殺し”と呼ばれる二振りの剣、そしてバルトロマイの反乱を生き延びた超能力者たちを必死で捜し求めていた。
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