1995年9月発売
日下百合子は、友人の結婚式に出席するために長崎にやってきた。稲佐山から街を一望しようと、ゴンドラに乗った百合子。ところが、山頂に到着してみると、同乗したカップルが血まみれになっていた。心中、それとも殺人…。途中では誰も乗りこむことができない6分間の空中密室で、いったい何が起きたの。百合子のピンチを知って鹿児島から駆けつけた水谷孝夫。事件とふたりの恋の行方は。
妹にも、親友にも、彼ができちゃって。みんな、つきあい悪くなるし…。あたしだって、17歳。好きな人、欲しいなって思うよ。あ〜あ、ケーキでも買って帰ろっと。で、立ち寄ったケーキショップで、1個しかないケーキをめぐって、生意気な男の子と大げんか。しかも、そいつ、年下のくせに、あたしに「ヒトメボレした」って言うんだよ。今回は、白城家三つ子の2番目、パワフル鈴ちゃんのお話だよ。
今日から、憧れのひとと同じ高校に通えることになった亜衣は、まだ15歳。ホント、難関校だったから、嬉しさは百倍。でも、憧れのあのひとは、部への勧誘のため、はっきりいって超かんじわるいある女のコと「恋人宣言」。許せないっ。とここまでは、フツーの恋の悩みだけど、亜衣のあのひととは、じつは二つ上のお兄ちゃんのことで…、これってあぶないよね。これから亜衣は、どうしたらいいの。うっ。
花の都ラグーザで、騎士団に志願したヴァイス。城内で見かけた美貌の剣士クィーラの従者として、見習い期間をなんとか切りぬけるのだが…。新たな災厄が。雅びな肢体と艶やかな黒髪のクィーラには両性体(セルダム)という秘密があった。クィーラに魅かれ、城主ジークムントにも対抗しようとするヴァイスのまえに、かつての盗賊仲間が現れる。そのうえ、ラグーザを狙う隣国の不可解な動きまで出現して…彼らの運命は。
みんな、元気かな。私、魔法使いのチャチャよ。ようやく大魔王を倒して、世界が平和になったの。でも、また悪い人が現われて、魔物をよびだしちゃった。平和を取り戻すには、ホーリーアップとひきかえに魔物の穴を封印するしかないんですって。それじゃあ、私、もうマジカルプリンセスになれないの…。