1996年11月10日発売
竜神覚醒竜神覚醒
夏休みに入って、三雲隼人は、ある夢を頻繁に見ていた。諏訪伝承にある龍神・甲賀三郎が出てきて、石守とふたりの姫を連れて自分の元へ来い、というような内容の夢だ。どうやら聖剣に宿る春日姫と竜田姫は、三郎の地上と地下の妻だったらしい。謎の忍者部隊は、諏訪湖付近に地殻の亀裂があることに目をつけ、三柱の神の力を使って日本を分断しようともくろんでいた。そんななか、女神降臨剣が敵の手に!隼人たちは敵地に乗り込み、戦いが始まった…。
マヨイガ(上)マヨイガ(上)
岩手県・遠野。霊峰早池峰山の麓に広がるこの盆地は、怪異と幻想の伝説を生み出して、今は民話の里と呼ばれる。その、心豊かな土地で、異変が起きた。独立心の強い東北地方の陰陽師たちとの折衝要員として送り込まれた、四国・御景家の術者四名が、現地の人間を殺し行方をくらませたというのだ。-何か変だ。心に漣を感じた次期御景家当主の野坂三吾は、急遽遠野へと飛んだ。そして又、神島家の命令を受けた志島弓生も遠野へ。事件の真相は一体何か。聖も巻き込んで、千年鬼の壮大な物語が再び開始される。
PREV1NEXT