1996年8月25日発売
忍者太閤秀吉忍者太閤秀吉
天正十年(一五八二)六月一日、漆黒の闇に包まれた本能寺を竹中半兵衛、蜂須賀小六、石川五右衛門ら“羽柴忍び組”の精鋭たちが奇襲した。頭領の秀吉は泣きながら、天下布武を目前にした主君・織田信長を討つが、これは伊賀の“お館さま”の意志によるものであった。年少時の針を売りながらの廻国・術修行、信長に仕えての順調な出世-秀吉の背後には、いつも“山の民”の大きな野望が隠されていたのだ!出生から天下獲りまで謎多き秀吉の半生を解き明かす新鋭の伝奇時代小説。
修羅の波濤(5)修羅の波濤(5)
米機動部隊を迎え撃った第一航空艦隊は、敵空母二隻を撃沈するも、「瑞鶴」「飛竜」に傷を負った。日米ともに稼働空母を失った状況下、グアム奪回に固執する米国は、B17編隊に多銃装備型B17を投入する。その圧倒的火力の前に基地兵力は潰滅。ついに米海兵隊はグアム上陸を開始した。陥落寸前のマリアナを死守すべく日本は第二艦隊を急派。巨艦「大和」「武蔵」と米新鋭戦艦が激突する。不敵にもこの難局を逆手に取ろうとする日本海軍の戦略とは?戦局建直しをシミュレートする戦略巨篇第五弾。
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