1997年1月10日発売
瑠璃の音瑠璃の音
山吹泉は向が丘女子高二年生。悩みらしい悩みもない、平凡な日々を送っていた。「先生が一人、こなくなるわ」予知能力を持つ親友の茅世の言葉どおり、暮林先生が入院し、かわりに美貌の音楽教師・榊がやってきた。榊は泉に「帰りましょう」と氷のように冷たく語りかける。その瞬間、全身に悪寒が走り、泉はその場から逃げ出していた。泉は榊の存在に、いいしれぬ不安を覚えるが…。
妖精の騎士妖精の騎士
白馬に跨がり、不慣れな旅を続ける類稀なる美少年・ディートリヒ。彼こそ、名の聞こえた妖精・泉のギシャールに育てられた少年騎士-妖精の騎士だった。自治都市ヒンツェルブルグでディートリヒが出会ったのは、カラベルクと名乗る凄腕の剣士だった。彼もまた妖精の騎士だという。時を同じくして、人間の世界征服を企む公子ロミュアルドたちの影が、ヒンツェルブルグに迫っていた…。
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