1997年10月発売
赤い悪魔赤い悪魔
二学期の始業式の日。白川美帆は転校生の姿を見て息をのんだ。それは、一年まえに白川家の故郷の村で対決した、あの黒ずくめの少年だったのだ!これは偶然?それとも復讐?そして、息をひそめてこのときを待っていた男が、もう一人-。いま、その毒牙が、美帆と圭に襲いかかる!少しずつ力をつけてきた美帆と圭の力は、はたして、魔物を倒すことができるのか。
出会い、ウリます!!出会い、ウリます!!
やりたいコト、行きたいトコ、欲しいモノ…あればあるだけ必要なのは、おカネよね!大山モネ、17歳。超お金持ちぞろいの女子校で、たった一人、おこづかいゼロの境遇。「自分の食いブチは自分で稼げ」ってママが言うなら、やったろうじゃん、新ビジネス!『お好みの彼氏、必ず見つけてあげます!!』と宣言したら、早速カモ…いえ、お客様がザクザクと。“やさしい人”ね、ハイハイ。“セックス上手の男”ね。ええっ、どーする、モネ。
泣赤子奇談泣赤子奇談
ーそして一瞬の静寂をついて天本の耳に届いたのは、微かな、…しかし紛れもない赤ん坊の泣き声だった。(どこだ。…どこにいる)天本の視線が鋭く室内を走る。下腹をめった刺しにして死んだというあの女生徒の、これは死してすらなお胸に抱くことを切望された、愛し児の声なのだろうか。だがー追儺師・天本と半精霊・敏生。話題のコンビが百鬼を討つ!ネオ・オカルト・ノヴェル。
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