1997年2月発売
2月14日・聖バレンタインデー。片想いの女の子に、神様が勇気をくれる日。告白してもハッピーエンドになるとはかぎらないけど、勇気を出してチョコをわたす?それともチョコをわたさないで、いまのままの友だちの関係、続ける?好きな人にチョコをあげた場合と、あげない場合。あなた自身が選ぶ、ハッピーエンドの選択はどっち…!?まりえ先生の、レンアイアドバイスつき。
街の不思議な紅茶喫茶「ホーンズパーク」で働くチサト。そこに、男前の26歳の占い師と、学校に行ってない美少女13歳が転がりこんできたことから、チサトの前に異世界への扉が開く。この世界は、必ずどこかで、別世界につながっている。ほとんどの人は、それに気づかないだけ。自分の将来が見えない人、「ホーンズパーク」でマスターのいれる蜂蜜入りのミルクティーを、飲んでいきませんか…。
福岡・中洲にパーゴーラーメンを出す屋台があるという。それは、昔ゆーさんのお父さんが作っていたものと同じラーメンかもしれない。手がかりを求め、福岡に旅立ったゆーさんとミキ、メグ、よしの。ところが問題の屋台が見つからない。かわりにミキたちが見つけたのは、真っ赤なジャケットを着て、髪にも赤いメッシュを入れている、お師匠さま〜。
大都会オカレスティから、ロディーニへと無事戻って一月後、ニーヴァとルファーンは新たな災厄に見舞われる。ルファーンに色目を使っていたフェルセン侯爵からの呼び出し。ロディーニの領地内で起こった魔物「幻夢族」の商隊襲撃…。しかし極めつきは、ラルセン皇子によってもたらされた、年末年始の別宮招待であった。思いもよらぬ誘いに、色めきたちロジム邸。が、ニーヴァとルファーンの胸中は…。
“本家”御景家の術者四名による、岩手県・遠野での殺人事件は謎だらけだ。御景家の次期当主野坂三吾は、その謎を探るうち、当の御景家の術者から攻撃をうけた。その攻撃は、単なる陰陽師とは思えない程激しいもので、三吾は志島弓生に助けられる。が、その時弓生は、ささいな傷をうけ、傷は何者かの呪によったもので、弓生を苦しめる。執拗に弓生を襲う何者かに、弓生は最後の反撃を試みるが、と同時に古い結界が張られた早池峰山の異界へと迷い込む。そこには美しい、不思議な少女がいて弓生を介抱してくれるのだが…。そこはいったい…。
あなたにも家族がいるならば、必ず身につまされる七つの恐怖。嘘つき病の女。母親の水着姿を見たがる夫。いつも隣に引越してくる男。真夜中のテレビに没頭する良妻。妹ばかり可愛がる両親を憎む少女。いきなり登場した見知らぬ親戚。定年退職の夫を白装束で迎える女…。あまりにも異常な、しかし、あまりにも日常的な狂気の世界。これを読み終えたあなたは、きっと家族が怖くなる。