1997年3月発売
誘惑のジャド誘惑のジャド
「リューネルフリード様ッ!」そう強く思ったとき、胸の奥に力がわいてきて、聖痕が紅くうかびあがる。そのとき、あたしたちの背には聖痕天使の翼が現れるという。ライト・エルフ王家の親衛隊に変身するのだ。でも、その姿は、「…ええっ!?何、これ!?」派手も派手!こんな格好で戦うなんて、あたし、絶対イヤだからね!!天使的大活劇シリーズ、絶好調の第2弾。
大ピンチ!大ピンチ!
わたしには、つきあって半年になる彼がいる。半年もたつと、すっかりお互いの性格やペースも把握して、いちばん楽しいとき。のはずなんだけど、現実はピンチの連続、試練の連続。「彼」はいるにこしたことはないけれど、彼ができたらできたで、それから先が大変なのね…。彼との間に押しよせるトラブルの数々、どう乗り越える!?彼がいる人もいない人も必読の「おつきあいバイブル」、ついに登場。
鹿鳴館の魔女鹿鳴館の魔女
明治33(1900)年、帝都・東京-。紳士淑女が夜ごとに集い、華やかな舞踏会が繰り広げられた、いわゆる“鹿鳴館時代”は終わりを告げ、鹿鳴館は華族会館として民間に払い下げられていた。-その鹿鳴館に、幽霊が出るという。後の世に、文豪と呼ばれることになる泉鏡花は、自分の担当編集者である香月真澄が持ち込んだその話に、ふと興味を持った。その幽霊は、美しいドレスに身を抱んだ、絶世の美女だという。美しいものに目がなく、多少奇癖があった鏡花が、その博覧強記で、幽霊に挑むが…。天才作家の、幽霊退治の結末は。
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