2000年1月発売
枕元に鏡を置いて眠ると、夢の中に未来の旦那様が映る-そんなおまじないを試したミイの夢に現れたのは、なんと異世界の王子様!まねかれるまま異世界ガーシュウィンへ足を踏みいれたミイは、災いをもたらすというガウリの石の行方を求め遙かな旅をすることに。しかし、ミイの傍らにはいつも、ミイを愛する二人の王子の姿があった。金の王子、シャナン。銀の王子、ライル。ミイは、どちらの王子の手を取るの。
スカイウォーカーであると言うだけで宣教部隊に殺される時代。三十六番目のスカイウォーカー朧が残したロボットと彼の人生のすべてが詰まったビンを拾ったのは、朧の予言通り、三十七番目のスカイウォーカー幽でその幽は一匹のちっぽけな黒猫だったー。史上最強の斑は過去四年に渡りスパイラルダイバーの頂点に君臨し続け、斑に挑戦することはすなわち、死であると言われたその斑に勝利したのは二千五百三十三番のスパイラルダイバー焔でその焔は一匹の痩せた白猫だったー。そんな幽と焔が出会ったとき、物語は始まる…。SFファンタジー。
時空の連環により仏蘭西は同じ1年間を繰り返してきたが、ベレッタの介入で、その歴史は徐々に狂い始めていた。独逸軍が予言にはない行動をとり、最強の騎体を作り上げるアティゾール計画の重要な手掛かりを入手。レジスタンスの蜂起に備え、巴里を完全に封鎖してしまったのだ。言詞爆弾が投下され、仏蘭西の時空が閉ざされる運命の日が近付く中、ベレッタとレジスタンスの勝利に向けての闘いが激化していく…。果たして、巴里の封鎖は解かれ、仏蘭西は永遠の時の連環から真に解放されるのか?独逸軍とベレッタが探し求めていた最強の騎体を作るアティゾール計画とは一体何だったのか?都市シリーズ第5弾、待望の下巻。第3回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞。
銀河連邦軍の最新鋭艦ナツミは、慣熟航行の途中、見習いを含めた乗員2500人を乗せたまま、数千光年離れた銀河の果てまで飛ばされた。そこは連邦と対立するクォート帝国のド真ん中。さらに人格付与艦であるナツミは、あろうことか自身を普通の人間と認識ミスしてしまい、偶然船に乗り合わせた高校生・祐太郎に恋してしまう。祐太郎の言うことしか聞かないナツミに困り果てた乗員たちは、緊急措置として祐太郎を臨時艦長に任命するが…。迫り来るクォート軍に祐太郎の下した最後の決断とは!?第4回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞者、橋本紡が贈るSFラブ・コメディ。
積層都市「ケイオス・ヘキサ」の北東に「百手巨人」が出現。帰依に失敗した機甲折伏隊は壊滅。事態を重く見た市政当局は「アザナエル」の投入及び、『プロジェクト・トリニティ』の始動を決定した。その要となる最凶最悪の悪霊スレイマンは現在、幾重もの精神拘束を掛けられ、黒革のコート、黒いブーツ、黒い制帽の正面に、目をかたどった徽章、右前腕部に細身の黒い呪力増幅杖を固定され、あの積層都市の守護者ー“ブラックロッド”として稼働していた…。『ブラックロッド』シリーズ三部作、堂々完結。
北方フェネグリーク帝国を公式訪問中に、謎の攻撃を受けたアルストロメリア女王メリーアン。救援に向かった龍狩り師バーンの一行は、喪われた技術で造られた旧世界の兵器と遭遇する。そのころフロスティは、教団最強の“聖堂騎士”トワイライトに連れ去られていた。彼女を救い出すため、教団の大聖堂へと乗り込んだバーンと切音。彼らが出会った、思いがけない人物の依頼とは?龍の棲む砂漠の惑星ゲヘナで、鋼鉄の巨人デッドリードライブが激突するスーパーロボットアクション怒濤の第3弾。全ての謎が今明らかに。第5回電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞作。
いつものように盗賊に囲まれたシャノン達三姉兄妹。仕方なく盗賊退治でもしようかと思ったその時、高らかに声が響いた。「婦女子を脅すなど言語道断!この僕が天に代わって成敗します!!」声の主は、白馬に跨った正義バカ・レオ。はっきり言って何の役にも立たなかったが、パシフィカに一目惚れした彼は三姉兄妹のボディガードを買って出た。果たして、正義感の固まりのようなレオがパシフィカのことを知ったらどうなるのか。彼女が世界を滅ぼす猛毒と言われる“廃棄王女”だと分かったらー。波乱の予感を含みつつ、新たな旅が始まるー。月刊ドラゴンマガジンで人気のハートフルファンタジー第4弾。