2000年11月30日発売
MPD-psycho/fake(第2巻)MPD-psycho/fake(第2巻)
終わらない昭和の街に猟奇殺人事件が起き続ける。高校生たちが互いに銃を向けあい引き金を引く、“連続高校銃乱射事件”。両手両足をバラバラに切断された死体。その各パーツに数字を刻みこんだ“ナンバーズ殺人事件”。事件に挑む雨宮一彦、伊園磨知、笹山徹ー三人の悪夢はまだまだ終わらない。話題のTVドラマ『多重人格探偵サイコ雨宮一彦の帰還』の完全小説化第2弾。
覚醒(いざない)覚醒(いざない)
ただひとり、少女シアはその緑色の瞳で、精霊たちを見つめていた…。記憶をなくした孤児であった彼女も、いまではおだやかな日々を過ごしていた。しかし運命の歯車は、とつぜん動きはじめた。ある日森で出逢った、胸部にふしぎな文様が描かれた謎の巨漢。空から落下してきた金属の箱のなかで眠っていた“彼”を捕えるため、兵士の群れが村に現れた。焼きはらわれた村。シアのあげた救いをもとめる叫びは“彼”を凶暴な戦士へと変えた-。精霊、亜人、言術。謎に満ちた「世界」の成り立ちとは。
遺響の門遺響の門
なにかを理解すること、理解してもらうことなんて本当にできるんだろうか-。惑星グレイストームで暮らす高校生・遙は、街で出会った少女ヴィオレッタとともに、原住種族ウルボアイの村近くにある巨大な「門」を訪れた。その場所は、ウルボアイと奇妙な交流をもつ謎の種族クランガの領域であった。クランガの抜け殻が、人類と星間戦争を続ける異星種族キラーバグの姿に酷似していることに気がついた遙。〈門〉で得た宇宙創世のヴィジョンは、遙の心に新しい意志を芽吹かせた。驚きに満ちた本格SF長篇。
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