2002年12月発売
クリスマスイブ!特製ローストチキンの食卓をなごやかに囲んでいた天本と敏生に、新たな「依頼」が舞い込んできた。あるテーマパークで幽霊騒ぎが頻発しているので、浄化を行ってもらえないかという。そこは以前、天本が術者として半人前だったころ、関わったことがある場所だった。今、再び、敏生とともにその地を訪れることになった天本。だが、悪夢の迷宮は、まさにその扉を開こうとしていた…。
新鷹神社の宮司の養女であり、巫女であり、『見鬼』である小鳥遊恕宇は、断じて普通の人間ではない。したがってそもそも普通の人間が気軽に声をかけていい存在ではない。にもかかわらずそんな恕宇の居眠りに腹を立て注意する教師に対して、恕宇は報復することにした。方法は一つー『見鬼』としての力を使って、である。だが、その目論見はとある人物によって邪魔され…!小鳥遊恕宇と冬月日奈のファーストコンタクトが分かる!超人気ファンタジックミステリーが番外編で登場。
悪魔っ娘たまが元住んでいた教会に姿を現した、自称魔法の国の王女サラ。一人前の魔女になるため、契約する悪魔を探しにやって来たらしい。悪魔を召喚しようと儀式中のサラと、偶然教会へ立ち寄ったたま(&律子)がなんと鉢合わせ!たまの正体を知ったサラは早速二人を軟禁し、契約を結べと激しく迫るのだった。一方、賀茂とアブデルは、夜になっても帰宅しないたまを心配し、行方を探しに出る。さらに猫耳娘真央と巫女少女みきもこの騒動に巻き込まれ…!?大好評シリーズ第7弾。
冬馬と深雪の命を懸けた戦いにより、龍人・桜は倒された。しかしそれは、新たな戦いの始まりだった。永遠の命を求めた桜がいたずらに生命を歪め生み出した異形の合成獣ー“桜の妖魔”。強力な戦闘力を持ちながら、桜の力を以てしても制御不能な“桜の妖魔”は、桜の死によって封印から解き放たれてしまったのだ。燐が、鷹秋が、静華が、由花が、それぞれの想いを胸に秘め、“桜の妖魔”との戦いに身を投じるが…。熱いアンコールに応え、『月花』外伝がついに登場!本編開始以前の静馬の戦いを描いた幻の作品『銀の咆哮』を加え、全5編の短編を収録。
魔道士グル・クールーー黒魔道士組織“ウロボロス会”前長老会メンバーにして、魔杯教団顧問魔道士を勤めたこともある、七カ国2S級指定魔道テロリスト。だがそれにもまして重要な肩書きをその男は持つ。すなわち、羅魂陽馬の師匠ー!果たしてグル・クールーの来日の真の目的とは?そして最凶、最悪の師弟が揃ったとき…!一方、咲夜が父親の遼馬に「友達の保護者同伴」と嘘をついて、友達二人とだけで向かった先は、なんと夏の海!海には色んな意味で危険が待ち構えているわけで…!人気の暗黒ファンタジーシリーズ、第3弾。
ついに“黄昏の時”がやってきた…!ニル・ライアーが不審な自殺を遂げる中、地上では北欧神話になぞらえG・Oたちの『ラグナロク』がはじまっていた。一方、人類の切り札であるヴァルキュリアたちと竜一郎の溝は深まるばかり。世界は、着実に破滅へと向かっていく…。そんな時、ついに真珠は決心する。竜一郎のために、みんなのために、世界を救う、と。そして真珠は心を込めてパウンドケーキを焼きはじめるのだった。激動の第3巻。
突如、一瞬で崩れ落ちた新宿都庁。生存した少女の瞳に焼きついたのは、天使の羽だったー。朝霧奏や未来が、永遠に続いて欲しいと願っていた平穏な日々。だが、未来は謎の少女イリスの悪夢に苛まれ続ける。-かなでには、イリスがいればいいの。-あなたなんか、かなでには必要ない。イリスの言葉に、ただ打ち震えることしかできない未来。取り返しのつかないことが起きるのでは…という不安が、いつまでも心中からぬぐえなかった。そして、美木響紀に加担したイリスによる都庁崩壊が引き金となり、全てが世界の終焉へと動き始めていきー!期待の新人が贈る、シリーズ第三弾。
なんの痕跡も残さず突然失踪した田島杏香。その事件の不自然さに疑問を感じた叔父の河原崎洋次は単独で捜索を続けていくうちにおそるべき一族に出会うことに。妖しく蠢く闇の住人をホラーの名手竹河聖が艶のある筆致で描く、ネオ・ヴァンパイア小説。
とある朝。読子は読書のあとの至福の時を過ごしていた。睡眠欲のままにまどろみ始めた、その時。暴風雨のような勢いで、ねねねが入ってきたのだった。不吉な予感。やはり、資料探しのためにふたりが行った本屋で思いもかけない事件がおきて…(『紙福の日々』)。他に読仙社側の四天王、天炎たちと「おばあちゃん」が出会う話『少年時代』も収録。貴重な貴重な外伝の一冊。
「朝香のご要望にぴったりマッチするバイトよ」。紗恵の意味ありげな台詞に誘われて始めたビアガーデンのバイト。超美形の周囲に圧倒される私は、そこで出会った唯一「フツーの顔」の山田くんに感動してしまう!この気持ちは「恋」?華代ちゃんたちの協力で、ついに初デートにこぎ着けた私を待つ運命とは?「赤城山」の仲間たちがまたまた活躍!奇想天外、笑いと涙のハートウォーミング・ノベル『卓球場シリーズ』第三弾。
今日もまた、ひとりの少年が冒険者として旅立とうとしていた。彼の名はアルフレッド(アル)。未熟な戦士のアルが、ガルカ族の騎士と白魔道士の少女との運命的な出会いによって、この地にうごめく邪悪な影に導かれることになる…。人気のオンラインRPG『ファイナルファンタジー11』の世界〈ヴァナ・ディール〉を舞台に繰り広げられる壮大なドラマが、ファミ通文庫だけのオリジナルストーリーでここに登場。