2003年12月10日発売
「マザーシステム」暴走によるシティ・神戸消滅から7ヶ月。便利屋の「魔法士」錬とフィアは、調査に訪れたスイスの古い地下実験施設で一人の少年と出会う。少年の名はエド。「魔法士」の生みの親の一人、エリザベート・ザインが生涯最後に作り出した最高の「人形使い」…。シティ・ロンドンを脱走したエドは、追手を逃れてこのプラントに潜んでいたのだ。そして彼ら三人の前に現れた追手とは、雲上航行艦「HunterPigeon」を駆るヘイズとファンメイだった…。滅亡へ向かう近未来を舞台に、物理法則すら操る「魔法士」たちの戦いを描く人気シリーズ第4弾。
毎年、ある季節になると、空から鐘に似た音が降ってくる世界。『御柱』と呼ばれる宙に浮く巨大な柱がある世界。そんな世界に生じたひとつの噂話ー。“深夜をまわる頃、『御柱』の一部に、若い女の姿が浮くー”事実を確かめに行ったフェリオの前に現われたのは、御柱の中に浮かぶ異装の少女の姿だったー。一人の少年と少女の出会いが歴史を創る…!『陰陽ノ京』、『パラサイトムーン』の渡瀬草一郎が渾身の力で作り出す『世界』と『人々』が向かう先はー。
悩みに悩んだすえ、安藤希に対して凶行に及ぼうとしたその瞬間、相川虎司は圧倒的な力で池に投げ込まれた。兇人ー“鬼斬り”に取り憑かれた山崎太一朗の手によって。そして始まる人外のモノ同士の闘いは、安藤希に何を決断させるのか!?一方、右目を失い、“左手”も失い、記憶も失いつつある片倉優樹は、傍観者としての立場を捨てないままただ語りつづける大田真章を前に、何を決断するのか。数多くの決断を背に、破滅に向けて突き進む『ダブルブリッド』シリーズ。ついにクライマックス直前。
いろいろお騒がせしました吉村護です。容姿端麗でビアトリス制御の天才で魔女と呼ばれる学園一有名なお嬢様の鷹栖絢子さんに、僕が逆告白してから一週間。ようやく僕の周りは落ち着いてきました。でも僕自身は、絢子さんとまともに話せなくていつもぎくしゃくしてばかり…。そんな中、僕達生徒会メンバーが仕切る学園祭の到来です。これを機に一気に絢子さんとの仲をなんとかしなくては!えっ?僕が主役で絢子さんをヒロインにして演劇部の劇に出てくれだって〜!?そんな、だってまだ絢子さんと普通に話もできないのに!いきなりすぎる〜!!そんなこんなで、岩田洋季が描く激ピュア・ラブコメディ第二弾。
第4の「稀存種」としての能力に目覚め、機械都市バベルでケモノ殱滅のためのウエポンとして慣れない生活を始めたルナ=イル。そして、前回の戦闘で負傷したため、降格してしまった変異種の少女シオン。二人は共に真の能力を発揮できず、苦悩の日々を送っていた。だが、その背後では、彼らが護るべき「村」とエデン本部とを同時に襲う大きな異変が起こりつつあった…。かつてエデンに存在していた「繭」の力とは?そして、その影に蠢く新たな「稀存種」とは?「ルナティック・ムーン」待望の続編。
健全な男子高校生・高幡瞳の前に、突然現れたひとりの少女・ロシィ。彼女は挨拶もそこそこに、いきなり瞳に「一緒に暮らそう」と同居宣言をする。直立する幼い少女を目の前に困惑する瞳。めがねをキラリと光らせて、ロシィはさらに「ただ居候するだけではない。おまえのボディガードとして住む」と言い放つのだった。半信半疑の瞳だが、数日後、ロシィが言う通り本当に“敵”は来た。ゴスロリの衣装を纏った少女がー。瞳の日常生活、ついに崩壊スタート!?ゆうきりんが贈る、めがねっ娘学園コメディ登場。
佐渡と新潟の間に架けられた世界で一番巨大な橋。その中央にそびえる名前がつけられる事のなかった人工島ー不況によって放置されたそこは不法滞在者や犯罪者が棲む九龍城さながらの無法都市と化していた。その島を二人の男が訪れる。気弱で大人しい少年・狗木誠一は、幼馴染みの少女と冒険気分で。重要指名手配犯・戊井隼人は惹きつけられるように。そして彼らは、社会から隔絶された無法地帯で全く違う道を歩み始める。だがその姿は、鏡に映る己を吼える犬のようでもあったー。