2009年10月20日発売
されど罪人は竜と踊る(8)されど罪人は竜と踊る(8)
自己の強大な咒力に翻弄される謎の少女アナピヤを巡る死闘の末、ガユス、ギギナら一行は、ついに始まりの場所である死都メトレーヤに到達する。追跡する咒武士たちが圧倒的攻撃をしかけ、ユラヴィカはギギナとの決着を渇望し迫る。さらに咒式犯罪を追う武装査問官たちが到着し、“長命竜”ムブロフスカに“ベギンレイムの尻尾”と呼ばれる邪悪な研究者たちも暗躍。大賢者ヨーカーンはその全てを眺め微笑むー愛を巡る二回目の世界の物語がついに完結。人はその世界を、歴史を変えることができるのか、そして救いはあるのか。
蒼穹のカルマ(3)蒼穹のカルマ(3)
わたし、鷹崎駆真。十七歳の高校生。花も恥じらう乙女なわたしだけど、今は食べかけのトーストをくわえて、通学路を全力疾走中。何とか遅刻せずに教室に辿り着いたけど。槇奈ちゃんはさっそくわたしにつっかかってくる。もうッ!イジワルなんだから。「あらあら駄目よケンカしちゃ。私たちクラスメートじゃない」柔らかい声でたしなめてくる草薙音音ちゃん。ううっ敵わないな…、さすが蒼穹園騎士団の元帥さん。逆らえないよ〜。「…鷹崎、もうそれいいから」槇奈の声で我に返るーこんな不自然極まりない学校生活。誰もが予測不能なまさかの学園ラブコメ編いよいよスタートか。
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